【禁止改定】10月21日緊急禁止改定を予想してみる
ハビエル・ドミンゲスのグルールアグロの優勝で幕を閉じたミシックチャンピオンシップⅤ(以下MC5)が終わり、プレイヤーの関心は10月21日に発表される緊急禁止改定に向けられていると思います。
今回の禁止改定はスタンダードにおける禁止がメインではないかと当初から言われており、その筆頭であるゴロス原野(ランプ)はMC5でも使用率1位となりました。ただしその他のデッキが「打倒ゴロス原野」を意識した構築を行ったこともありトップ8には結局のところ1つのデッキしか残れませんでした。その中で1番の躍進をしたのが当初から2番手につけていた《王冠泥棒、オーコ》を用いたシミックカラーをベースにしたデッキ。
そのような状態で揺れる今回の禁止改定について自分が思うところをまとめてみたいと思っております。※当たればいいなという不安
まずはスタンダードから
大本命(禁止率80%以上)
《死者の原野》
MC5のトップ8に1つしか残れなかったと言えどもさすがに許されるものではないと思う禁止大本命。土地を置くだけで永遠にゾンビが湧き出てくるというのは現状スタンダードのパワーを超えてると思います。さらに原野が不幸だったのはローテーションにより対策カードのほとんどがスタンダード落ちしてしまったことで急に頭一つとびぬけてしまった点もあげられます。唯一メインで使われるレベルの除去である《暗殺者の戦利品》もローテーションにより各デッキの基本土地使用率が上がったことから使いづらくなったのもまた不幸です。ゴロス原野デッキに関しては《死者の原野》が禁止になれば一旦はその暴力的なパワーは抑えられると思いますので追加での禁止はないかと思っています。禁止後は一旦は使用率は落ち着くと思いますがゴロスを中心としたランプ戦略、《創案の火》デッキなどは今後スタンダードのカード範囲が広がれば広がるほど強化されるので要注意だと思います。
※ただしBO1のみの禁止の可能性もあるかとも思っています
ゴロス原野に禁止が出ることでまちがいなく圧倒的Tier1になるのがシミック系デッキ。
以前、カラデシュブロックのエネルギーデッキに大量禁止が出た際に両成敗としてラムナプレッドからも2枚の禁止カードが出たときのような禁止、冤罪事件が発生する可能性は極めて高いと思ってます。
ただし自分個人の意見ですがその中心である《王冠泥棒、オーコ》に関しての禁止は”今回は”出ないと思っております。ホガークの件をどう捉えるかにもよりますがさすがに最新セットの目玉カードをわずか2週間で禁止にするのは色々と危険であると考えます。ただし下環境でもすでに存在感を発揮しているパワーカードですので2年以内に禁止になる可能性は0ではないと思います。
その点からいくつか候補をあげました。
本命(禁止率60%)
《ハイドロイド混成体》
オーコ様の罪を擦り付けられる筆頭がこのクラゲ・ハイドラ・ビースト。あくまで個人の意見ですがオーコの強さの60%はその堅さからくる延命力だと思っており、そのバトンを受け継ぐパワーカードの1つが《ハイドロイド混成体》と思ってます。正直なところ単体で見れば禁止されるほどの悪者かと言われるとそんなことはないですがやはり息切れ防止となる「~唱えたときに」のドロー&ライフゲインはシミックカラーのデッキが強いといわれる所以の一角を握っているのは間違いないです。
またランプデッキでも使われている点も両成敗するのにちょうどいい感です(そんな理由で禁止していいのかどうかは置いておいて)。
ただしラブニカの献身のトップレアであり、このカードが禁止となるとパックとしての価値はショックランドのためのパックでしかなくなってしまう点をどう判断するかは気になります。
《世界を揺るがす者、ニッサ》
そして同じくオーコ様の犠牲になるのがこの白目をむいたPWです。ハイドロイド混成体が強い理由の一つがニッサのマナ加速から生まれてくるのも要因の一つなわけです。自分自身もオーコのデッキを使っていますがだいたい勝負を分けるのがニッサを賭けた攻防のような気がします(もちろんオーコの食物ビートで勝つことも多いですがそれについては後程)。ハイドロイドと違い、ニッサについては灯争大戦でも中堅クラスのレアですので特に禁止を気にする必要もないでしょう(気にはしろよ)。
上記についてはシミックカラーのデッキに関して丸々制裁を入れた場合を想定してます。
オーコが強い点のもう一つが食物トークン関連になります。エネルギーほどより多くのバリエーションで使用することはできませんが特に1枚のカードがオーコを非常に強くさせていると考えます。
大穴(禁止50%)
《金のガチョウ》
正直なところガチョウ禁止によってシミックの強さのすべてを止めることはできませんが2ターン目オーコや、3ターン目ニッサといったブン回りがシミックの強さであり悪とするならば、その一役を担っているガチョウはやはりウィザーズが警戒する「1マナのマナクリーチャーはオーバーパワー説」の系譜をしっかりと引き継いでると考えます。特にガチョウの強さはオーコとの噛み合いだけでなく、好きなマナを生み出せることによりバントカラーやスゥルタイカラーへのタッチを容易にしていること、食物トークン生成がさらなる食物トークン利用につなげることができること(特に意地悪な狼)、苦手なアグロのパワー1のアタックを受け止められることなど多岐に渡ってます。以上の点からもフェロキドンに次ぐ冤罪事件の被害者となる可能性は極めて高いです。
以上の4枚が個人的な禁止候補でありその中でも
《死者の原野》《ハイドロイド混成体》《世界を揺るがす者、ニッサ》
3枚の禁止を予想します。
その他にハゲてるからなのか《時を解す者、テフェリー》という意見もありますが個人的にはないと思ってます。もちろん下環境でも活躍するパワーカードではありますが。自分自身があまりインスタントタイミングで動くデッキを使わないためそこまでヘイトがないのでよくわかりませんというのもありますが・・・テフェリー禁止になった場合にフラッシュデッキが爆増するほうがマジック引退するまであるくらいに嫌いなもんで…
さらっとではありますがモダンでは《オパールのモックス》が極めて危険な状況であることは触れておきたいです。そこまで下環境をプレーしている身ではありませんが《湖に潜む者、エムリー》と0マナアーティファクトのシナジーは正直なところあまり放置しておくことは良いとは思います(ケシスコンボで遊んでますがとにかくやばい)。さらに驚いたことにエムリーの能力は開発が意図的にデザインしたことが公表されました。つまりこの段階でエムリーが悪として追放される可能性は極めて低いと思います。その中でかつてより監視対象にあった《オパールのモックス》はまず一旦禁止になるのではと思います。※今回大丈夫でも近いうちに禁止になるかと
そんなこんなでサクッと思ってることを書いてみました。
以上、《ウルザの塔》が禁止になればみんな幸せになれると思っている筆者の戯言でした。
エルドレインの王権 気になるカードトップ5
おひさしぶりです。復帰してから3度目のスタンダードのローテーションとなりました。
ただ1番最初に関しては戦乱のゼンディカー・イニストラードを覆う影ブロックのローテーション落ちであり、自分自身もまだ復帰したばかりでそこまでカード資産がなかったこと。何より憎きゴリラ《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》、クソ化物《絶え間なき飢餓、ウラモグ》がいなくなることをむしろ喜んでいたように思います。
2番目のローテーションは復帰のキッカケとなった《巻きつき蛇》《光袖会の収集者》のいるカラデシュブロック、予約で初めて買ったパワーカード《スカラベの神》がいたアモンケットブロックを失い非常に寂しい思いをしたものです。
そして今回は発売から堪能したイクサランブロック、ドミナリア、M20がスタンダードから去ります。悲しい思いもありますが、ローテーションにより発売当初から注目していた《野茂み歩き》と探検生物が《致命的な一押し》なき環境で隆盛するなどローテーションによる楽しさもあるのだと学びました。
MTGAによりすでにローテーション後のデッキがちらほらと顔を出しつつありますが今回は果たしてどんな環境になるのか今から楽しみであります。
さて本題となりますが毎回恒例の『最新セット気になるカード トップ5』を今回も漏れずにやっていきたいと思います。
今回のエルドレインの王権に関しての大まかな感想としてはドミナリア、ラブニカブロック、灯争大戦と続いたカードパワーが上昇する流れにしっかり乗ったセットだなという印象です。ただ「このカードがやばい!」ってよりかは「組み合わせるとやばそう!」といってビルダー心をくすぐるものが多いかなと思っています。
前回はこちら
それでトップ5になります。※予約価格については晴れる屋価格となります
第5位《金のガチョウ》予約価格800円⇒900円
まずは《ラノワールのエルフ》なきスタンダードに現れた『令和の極楽鳥』です。コイツに関してはこのあとに出てくる《王冠泥棒、オーコ》とのセット使用がベースとなるかと思います。実際の使用感としては即除去されることに関しては食物トークンを残していくので割と問題なしですが、マナの使い先がすぐではない場合に棒立ちしてしまうことがあるのが気になりました(食物トークンを追加できる場合はその限りではない)
ただやはり1マナのマナクリーチャーは強く、使われるのは間違いないと思っています。
今回予約に関しては海外通販(CFB)を主に利用しましたが初動は$4.99でした。国内外ともに今は1000円前後まで上がっていますが徐々に食物デッキの強さが見つかっている状況なのでもう少し上がると思っています。
第4位《残忍な騎士》予約価格900円⇒1400円
フルスポイラー公開時は自分も見落としていましたが冷静に考えてもスタンダードでは強く、使われるカードです。《英雄の破滅》の亜種として当初過小評価されていた《ヴラスカの侮辱》に似た使われ方、価格の動き方をすると思っています(つまりスタン落ちするまで1500~2500円で推移)
侮辱との違いとしては「ライフゲインではない、追放ではない」という点ですが環境次第かと思いますし、灯争大戦以後のプレインズウォーカー環境においては触れるだけで◎と思います。
ただし、自分もさらに見落としていましたが「場から墓地に落ちたら山札の底に戻る」効果に関しては回収による再利用防止となっておりうまく調整されているなと感じました。
価格については海外初動も$5.99あたりでしたがしっかりと見過ごしてしまい晴れる屋で1000円4枚何とか間に合ったという状況です。海外でも軒並み$12.99あたりになっています。
第3位《湖に潜む者、エムリー》予約価格600円
これはスタンダードというよりはモダン、しいてはケシスコンボに使いたい1枚として気になっています。すでにプロキシで回していますが単純にモックス、《ミシュラのガラクタ》から1ターン目に場に出てきて2ターン目から《ミシュラのガラクタ》を使い倒す動きだけでも十分にやばいと感じています。またケシスとも『伝説カウント、墓地肥やし手段、だいたい1マナで唱えられる』あたりがかなり噛み合っていると感じています。
スタンダードでも墓地を利用したデッキには使用されると思いますし、特に食物トークン&《貪るトロールの王》とはかなり相性がいいと思っています。
価格についてはまだまだ伸びてこず期待値込めて$6.99で6枚購入してしまいましたが使うことは決めているので特に後悔はなしです。
第2位《王冠泥棒、オーコ》予約価格2500円→3200円
なんだかんだ毎回PWが収まってくる第2位ですが今回は間違いなく《王冠泥棒、オーコ》以外考えられません。早速MTGAでも多数のデッキで使われだしており+2による食物デッキ、《金のガチョウ》との噛み合い、+1での理不尽な大鹿トークン化が話題となっています。今回も変わらずスゥルタイカラーのデッキを使うと決めていたところから《金のガチョウ》の食物トークン供給のために数枚採用しようくらいに思っていましたが4枚使いたいまでに気持ちが動いています。特に瀧村プロや瀬畑さんが使用していた《貪るトロールの王》デッキはかなり面白そうであり、スタンダードのホガークになる可能性を秘めていると感じています。全部合わせて4枚買うべし。
価格については意外と初動はおとなしく$17.99だったので即決4枚購入した自分を今褒めたいと思ってます。国内外ともにトップレア3000円オーバーになっています。
第1位《石とぐろの海蛇》予約価格800円
毎回筆者の趣味が強く出る第1位はこちら。
青単が嫌いだ!3テフェが嫌いだ!多色コントロールが嫌いだ!!!
カウンター乗せたい!増殖したい!デカブツに育てたい!!!
そんな僕が作ったインビテーショナルカードです(違います)
現状こうやって使われているというデッキはないものの増殖デッキは気になっており、そもそも無色ということで青白フライングが流行ったりなどすればどのデッキでも使われうる可能性を秘めているので期待しています。
国内では700~1100円とかなり期待値高めな設定になっていますが海外では初動$2.99でした。今現在でも$4.99あたりです。
番外編《創案の火》予約価格150円
少しスゥルタイカラーのカードに偏っていたのでそれ以外から気になる1枚。
自分のターンのみ2回までしか呪文が唱えられなくなるものの土地の枚数以下のマナコストなら何でも唱えられるようになる面白呪文。色拘束が強めのデッキで進化を発揮するのではと思っておりやはり《ニヴ=ミゼット再誕》ではないでしょうか。
ターンさえ帰ってくればかなり好き勝手にできるのでカジュアルなデッキが好きな人の心をくすぐる1枚な気がします。
ということでエルドレインの王権の気になるカードトップ5でしたが今回もかなり面白そうですね。ローテーションも絡むことからかなりスタンダードの環境が変わることと思いますが新カードだけでなく、これまで埋もれていたカードが頭角を現す様を見るのも非常に楽しみです!まずは今日から始まるプレリリースを楽しみましょう!では。たむら
【大会結果】8/14 トレカの洞窟スタンダード杯に参加してきました
前環境からスゥルタイヴァニファールを構築しておりましたがなんだかんだ娘が生まれたりするなど忙しくしており大会参加ができませんでした。お盆で嫁と娘が実家帰省したこともありラブニカの献身環境以来のスタンダード大会に参加し、準優勝できましたのでいちおう記録に残したいと思います(参加者7人ですがw)。
前々回くらいに記事でまとめさせていただいた【スゥルタイエレメンタル(スゥルタイヤロク)】を使いました。
ただ当時のリストからはそこそこ変更があるのとヤロクは2枚のみ、ヴァニファールも1枚のみと単なる【スゥルタイミッドレンジ】と言われてしまうようなリストになっております。
【スゥルタイエレメンタル】
土地(21)
4 《繁殖池》
4 《内陸の湾港》
4 《草むした墓》
3 《森林の墓地》
2 《湿った墓》
2 《森》
1 《神秘の神殿》
1 《疾病の神殿》
クリーチャー(26)
4 《発現する浅瀬》
4 《野茂み歩き》
2 《人質取り》
1 《疫病造り師》
1 《灯の分身》
1 《永遠神ロナス》
1 《茨の騎兵》
1 《虐殺少女》
1 《殺戮の暴君》
呪文(9)
3 《新生化》
1 《戦慄衆の指揮》
サイドボード(15)
4 《思考消去》
2 《煤の儀式》
1 《軍団の最期》
1 《漂流自我》
基本的な戦略は「序盤は探検パッケージ+《発現する浅瀬》を中心に土地を伸ばしつつ盤面を整え、中盤以降、相手のアーキタイプに合わせて《新生化》と《首席議長ヴァニファール》で最適解を山札から持ってきつつアドバンテージを確保していく」といった形となります。
前環境は《首席議長ヴァニファール》3枚での構築を行っていましたが《発現する浅瀬》の登場によりマナ加速または手札補強が強くなったこと、《冒涜されたもの、ヤロク》の登場によりETB持ちクリーチャーでのアドバンテージ確保の回数が少なく済むようになったことから1枚に減ることとなりました。
《新生化》は3tに2マナクリーチャーを生贄にして《翡翠光のレインジャー》から土地確保に動いたり、4tに3マナクリーチャーから《貪欲なチュパカプラ》や《人質取り》を持ってきて盤面整理を行えるなど潤滑油的な存在として使っております。サイド後、枚数は減らしますが普通に使えることが多いなど《時を解す者、テフェリー》の存在により環境にカウンターが少ないことがプラスとなっていると思います。
・詳細と考察は以下です。
R1 まさかのBYE
R2 シミックエレメンタル 2-0
G1はお互いに《発現する浅瀬》から盤面を作っていく展開に。こちらは《戦慄衆の指揮》があるので、相手が手札を使い切ったタイミングで《新生化》から《虐殺少女》を持ってきてそのまま勝ち。
G2は土地4枚に《軍団の最期》、タミヨウ、《茨の騎兵》と極めて微妙ながらも仕方なくキープすることに。相手が1tラノエル、2t浅瀬、3t《大食のハイドラ》4/4と高速で動いてきたため仕方なく《軍団の最期》キャストすると残り3枚の手札に《大食のハイドラ》が2枚あり一気に形勢逆転。残り1枚は《夏の帳》だったこともありケアの重要性を学ばされた一戦でした。
R3 バント《世界を揺るがす者、ニッサ》 1-2
PWに触る手段が《暗殺者の戦利品》くらいしかないため基本的に苦手なアーキタイプです。
G1はラノエルから4tニッサを許してしまう展開。こちらも《暗殺者の戦利品》が2枚ハンドにくる運もありニッサはなんとか対処するも残ったクリーチャー陣で攻め込まれてきつい展開。とりあえず後手4tに3tに奪われていた《野茂み歩き》を《人質取り》で取り返すも5tにフルアタックを受けて残りライフ1。後手5tに土地が引けず手札の《翡翠光のレインジャー》を使うか悩むもイチかバチかで《新生化》で《人質取り》を生贄、場に《野茂み歩き》戻る、《新生化》の効果で《茨の騎兵》着地、5枚の中にチェックランドあり場に出す、レインジャーキャストでライフ回復と繋がり、6tに《虐殺少女》で《茨の騎兵》以外の盤面を整理できたことで逆転できました。
G2でも相手は4tニッサ。《思考消去》2枚あるもテフェリー、ニッサ、ニッサで捨てさせ切れず、《ハイドロイド混成体》5/5まで繋げられて負け。ただ2枚目の《思考消去》の諜報1を忘れてしまい、次の次が《茨の騎兵》だったのでもしかするともう少し粘れたかもしれないのが残念。
G3もお決まりの4tニッサ。トロフィーで壊すもまたニッサに繋げられて負け。土地も3枚で止まってしまい間に合わず。《暗殺者の戦利品》はあったもののクリーチャーが《クロールの銛撃ち》しかなかったのでマリガンすべきだったなと反省。
結局BYE込みでの2-1の準優勝でしたが個人的にはかなり使用感に満足を得ました。
ちなみに今回当たりませんでしたがトップメタのスケープシフトにはメインは《暗殺者の戦利品》、サイド後はアショク、《思考消去》、《漂流自我》、《軍団の最期》、《煤の儀式》あたりで対抗しようと思ってます(MTGAではまずまずやれてる気がする)
・今後に関して
リスト自体は今のところ不満はないのですが《暗殺者の戦利品》の使用感が非常に良いためフブルスプを1枚減らして、4枚を試してみようかと思ってます。
サイドボードは煤の儀式を1枚⇒軍団の最期2枚目にしようと思います。実際に使ってみると思っていた以上に良かったです。
ただ苦手なPW対策に《古呪》を1枚取っておくか悩みどころですがトロフィー4枚目と相談かなと。ここはメタ次第で変える自由枠としつつ《古呪》を取る際はメインに《軍団の最期》またはヴラスカを昇格させようと思います。
次回いつスタンダード大会に参加できるかは未定ですがこの《冒涜されたもの、ヤロク》と《新生化》はめちゃくちゃ楽しいのでぜひオススメしたいと思います。たむら
最新セット気になるカードトップ5を振り返ってみて~イクサランの相克編~
続いてはイクサランの相克編です。
前回のイクサラン編はこちら。
イクサランの相克はイクサラン以上にプレビュー時の評判も悪く違った意味で盛り上がったセットという印象があります。カード自体のパワーレベルもカラデシュ環境を変えるまでにはいたらぬものが多く、ローテーション後に再評価されたカードも多いような気がします。とはいえ2000円超えしたレアは《再燃するフェニックス》《不滅の太陽》《翡翠光のレインジャー》のみと寂しいセットであったのも事実。能力に癖のあるカードも多く近い将来、下環境での再評価されるカードがでてきてほしいと願うばかりです。
それでは早速振り返ってみましょう。
※カード名の横に個人の独断と偏見で評価結果を「◎・〇・△・×」つけてみます
イクサランの相克で気になったカード5
【イクサランの相克】
5位《強者鏖殺》予約価格300円⇒400円⇒80円 ×
白待望の3マナの全体除去ということで5位にしていました。特に当時は赤単や赤黒アグロ全盛期でありコントロールデッキを使っていた自分としては3マナか4マナかの1ターンが生死を分けていたということもあり《不可解な終焉》と共にかなり期待していたようです。特に当時の環境で対処が難しかった《熱烈の神ハゾレト》やパンプアップ後の《逆毛ハイドラ》を難なく処理できるという点は評価すべきでしたが結局ほとんど使われなかったように思います。プレリで通常パックからFoilで引いたときは大興奮したし、その後対戦中に使用しづらさをかなり感じて大ガッカリした記憶があります。
4位《贖罪の聖騎士》予約価格200円⇒180円⇒30円 ×
吸血鬼デッキの追加パーツとして期待していたものの吸血鬼デッキ自体が基本セット2020まで下火だったため全く使われず(基本セット2020後の吸血鬼デッキでも居場所なし)。ラブニカブロックでのショックランド《神無き神殿》の再録はかなり追い風のはずでしたが残念ながらお呼びかからず。スタン落ち前に一度MTGAで試してあげたいものですが(意外と吸血鬼デッキはレアワイルドを喰うので難しい)。
3位《戦帆の匪賊》予約価格300円⇒800円⇒250円 △
イクサランの相克では海賊部族にも各色強力なカードが収録され(赤:《凶兆艦隊の向こう見ず》、黒:《凶兆艦隊の毒殺者》)ましたが、青海賊はかなり攻撃的でかなりお気に入りでした。2マナ2/1飛行という基本スペックもあることながら、攻撃時は相手のクリーチャー1体を0/1バニラに変えてしまうという効果はかなり序盤の攻撃を有利にしてくれます。また当時は《歩行バリスタ》という相方もいたことが追い風となり一時は1000円を超えるまで高騰したように思います。残念ながらローテーション後はあまり使われることがなく、その後隆盛した青単パーミッションでもお呼びはかかりませんでしたが下環境でも何かしらいずれお呼びがかかるような唯一無二の効果を持っているカードかと思います。
2位《血染めの太陽》予約価格1200円⇒1500円⇒180円 ×
私が予約購入史上一番失敗したのがこのカードです。能力は《血染めの月》に似たような土地能力の規制とETBで1ドロー。イクサランで登場した《アズカンタの探索》などマナ能力以外で強力な土地が増えてきていたこと、また読み外れても1ドロー効果のおかげで無駄牌にはならないことを理由に初動で確保してしまいましたがご存じの通り綺麗な崖を作って落ちました。基本セット2020でデメリットETB持ちのロータス土地が出たことで少し注目を集めましたがこれ以上は厳しいのではないでしょうか。今はやっている《風景の変容》デッキの《死者の原野》等にも強いカードではありますが如何せん《時を解す者、テフェリー》であっさりバウンスされてしまうあたり残念です。ハゲは悪。
1位《不滅の太陽》予約価格800円⇒2000円 〇
最後はこちらの6マナアーティファクト。今回のランキングかなり外していましたので唯一使われているカードがあった一安心。発売当初、能力は強力ながらも使いどころが難しくまた隆盛していた赤単や赤黒アグロには天敵の《削剥》がいたということもあり一時は500円近くまで値を下げていたように思います。ローテーション後は《削剥》もなくなり、強力なアーティファクトも環境でほぼなくなったことから少しずつサイドボードで見かけるようになりドミナリア以後、灯争大戦に至るころには大プレインズウォーカー時代ということでメインでも見かけるようになりました。モダンでもアーティファクト関連のデッキで見かけることがありますのでスタンダード落ち後も徐々に値段は落ち着いてくのではないでしょうか。
番外編《覚醒する融合体》予約価格200円⇒120円 ×
特になし。
ということでイクサランの相克を振り返ってみると私自身も評価する軸が定まっていなかったこともありかなりめちゃくちゃなカードを選んでいたように思います(イクサランと比べて)。だからといって現在の私に審美眼があるかといわれると別ですが、過去の失敗をうまく生かして優良カードを見つける目を持ちたいと思う次第です。
ちなみに別件ですがイクサランの相克から海外通販も予約時に見るようになりました。たとえば日本で初動からトップレアとされていた《再燃するフェニックス》が$9.99で販売されていたのを覚えています。私自身が赤に対する嫌気からスルーしてしまったわけですが、日米での評価の違いであったりして面白いなと思ったりしたので価格に興味ある方はぜひ海外通販も見てみてください。たむら
最新セット気になるカードトップ5を振り返ってみて~イクサラン編~
続いてはイクサラン編です。
今回から現スタンダードに存在するセットに入っていきます。
環境最後のミシックチャンピオンシップのフォーマットはモダンということもあり少し残念でありますがここらへんで環境は終了するかと思われますので振り返ってみたいと思います。
イクサランブロックといえば何といっても「塩セット」という印象が強いのではないでしょうか。とはいうものの単純にカラデシュブロックがバグっていただけでスタンダードがローテーションした昨秋から評価は一気にあがったカードは多いと思います。
個人的にはピックアップされた4つの部族「マーフォーク」「恐竜」「海賊」「吸血鬼」の中で特に海賊を気に入っていましたがM20でも特に強化されることなく終わりそうなのは少し残念ではあります。
それでは早速振り返ってみましょう。
※カード名の横に個人の独断と偏見で評価結果を「◎・〇・△・×」つけてみます
イクサラン で気になったカード5
【イクサラン 】
5位《ヴラスカの侮辱》予約価格450円→最大最低価格2300円 ◎
プレインズウォーカーに触れるインスタント除去ということで公式プレビュー直後から期待値はそこそこ高めでした。ただし当時は3マナの《英雄の破滅》再録を求める声も多く発売直後はそこまで価格は高くはありませんでした(とりあえず1枚だけ500円で買いましたがその後ずっと後悔することに)。その後はご存じの通り、《スカラベの神》やイクサランの相克で登場する《再燃するフェニックス》など除去耐性の強いクリーチャーカードが環境を支配し、PW含めてどちらにも触ることができ、さらに赤単相手にもライフゲインがインクの染みにならないこのカードは時代にうまくマッチして一時はイクサランのトップレアになるのでした。
4位《軍団の上陸》予約価格350円→最大最低価格1200円 〇
イクサランでピックアップされた吸血鬼デッキのみならず白系ウィニーやトークンデッキで安定した採用実績を残したカードが《軍団の上陸》です。こちらも発売当初はイマイチ評価されず300円程度で売られていましたがすぐに《アダントの先兵》と共に白系ウィニーが結果を出すと1000円以上まで高騰しました。伝説のエンチャントながら重ねて引いても無駄にはならない性能であり、非常に使いやすい1枚だったと思います。
3位《残骸の漂着》予約価格400円→最大最低価格1700円 〇
白系コントロールが4マナ立たせてターン終了したら攻撃に気をつけろという新たな共通認識を生んだカード。発売当初から【青白副陽の接近】で採用されました。受け身のコントロールデッキとの相性もさることながら、その後《熱烈の神ハゾレト》《栄光をもたらすもの》《再燃するフェニックス》といった一筋縄ではいかないフィニッシャーを多数採用した赤単、赤黒アグロ全盛期では4枚積まれることもあるなど大活躍だったと思います。残念ながら灯争大戦で《時を解す者、テフェリー》が登場すると一気にオワコン化してしまいましたがその最大パワーは忘れないと思います。
追伸)ちなみに私も晴れる屋のスタンダード杯クラシック決勝卓で《残骸の漂着》をケアした結果、相手に有効牌を引くチャンスを与えてしまい残念ながら負けてオポ差で6位に。
2位《秘宝探究者、ヴラスカ》予約価格2500 〇
イクサラン目玉のPWです。+2で自衛手段を持ちつつ、-3でパーマネント除去+宝物生成、順調にいけば3ターン後に-10で相手のライフを1にするほぼ勝ち確奥義。当時から黒緑系のミッドレンジは安定して使っていたため悩みに悩んで発売当初に2000円で買ったのを覚えています。使い勝手もそこまで悪くは感じず、カウンターさえどうにか掻い潜れれば相手の強い除去を受けてくれるパワーカードです。その後、赤単や赤黒アグロ全盛期に価格は1000円を切りましたがローテーション後はイクサランの探検隊と一緒に【ゴルガリミッドレンジ】のフィニッシャーの1人として大活躍しました。価格も最大3000円近くまで跳ね上がった記憶があります。灯争大戦後は常在能力を持つPWや《戦慄衆の将軍、リリアナ》にその座を奪われてしまいスタンダードでの任務を終えた感のある6マナヴラスカ、いまや180円となっているのは愛用した者としては少し寂しい気もします。
1位《アズカンタの探索》予約価格1200円 ◎
下環境のコントロールで発売当初から居場所を確保しているエンチャント。イクサランでは前回の反省を含めて予約での購入は控えるつもりでしたが唯一購入しました。さすがに4枚投入するのはあまりないですが(スゥルタイコンシードでは4枚が板)、2ターン目に絶対に出したいカードなのでだいたい2~3枚は使っていたように思いますローテーション後は間違いなくイクサランのトップレアに落ち着くかと思いますがさすがに2000円を超えてくるのは当分先かなと。。
番外編《歩行バリスタ》
ローテーション後ということもあり既存のカードに再注目していた模様。
1500円前後なら買いとコメントしてるあたり1700円程度だった模様。調べてみると最大最安値も実は2400円程度であり意外と値上がりしすぎてないんですね。
再録機会は当分なさそうだしこれからまたジワジワと上がってくるようなきもすますが。
ということで破滅の刻を振り返ってみましたがどうやら【青白副陽の接近】をマイナーチェンジして使っていくと決めていたために無難なカード(見るからに強いとわかるカード)をピックアップしてたように思います。その他だと公式プレビュー当時から高騰していた《殺戮の暴君》だったり、発売最初の週のSCGで結果を出して高騰した《人質取り》などもありましたがその環境に合わせて強さを発揮する渋いカードが多かったように思います。個人的にもイクサランは評価される前からかなり剥いたパックだったのでいろいろと思い出深い次第でした。たむら
最新セット気になるカードトップ5を振り返ってみて~破滅の刻編~
続いては破滅の刻編です。
前回のアモンケット編はこちら。
破滅の刻からブログ内にて「気になるカードトップ5」というものを
フルスポイラー発表後に行っておりました。
中身については恥ずかしい部分もあるので割愛させていただきますが
当時どんなカードに注目しており、結果どうだったのか。
を振り返ってみようというのがこのシリーズとなります。
それでは早速振り返ってみましょう。
※カード名の横に個人の独断と偏見で評価結果を「◎・〇・△・×」つけてみます
破滅の刻で気になったカード5
【破滅の刻】
5位《厳粛》×
ブログを読み返していきなりおったまげました(笑)まさかこんなマイナーな置物を選んでいたなんて(笑)
ただ理由は明確でしてこの時期は遅めのコンボ系トークンデッキを使用しており特に【黒緑巻きつき蛇】のぶん回ったときのサイズ(しかもトランプル持ち)であったり、完成度の高い【ティムールエネルギー】や初速で苦しい【赤緑アグロ】にかなり負けていました。その兼ね合いもあっての5位選出。残念ながらお気付きの通りサイドでもほとんど使われることはなくスタンダードを去ることになりました。
よくよくブログを読み直していると《氷の中の存在》とのコンボで使おうとも考えていたようです。たしかに当時値を下げていた《氷の中の存在》を500円×4で買った記憶がありますが・・・それをスタンダード落ち直後に売ってしまったことのほうがショックです(今回思い出してしまった)
4位《破滅の刻》×
続いてはセット名にもなっている注目のストーリーの1枚。当時スタンダードの赤の全体除去は3点火力を与える《光輝の炎》や条件達成時の《コジレックの帰還》程度しかなくタッチ赤を握っていた自分としては待ち望んでいた一枚だったようです。ただ問題は予約価格800円で4枚購入したこと。
以前にブログでも書きましたが非常に勉強になった一枚です。
当然ながらスタンダードではそこまで使われることはなくたまにグリクシス系のコントロールで1枚使われるかどうか程度だったと思います。
3位《約束の刻》〇
続いて注目のストーリーから緑のランパンがランクイン。こちらに関しては砂漠シナジーを使いつつのランプデッキがTier1.5~2あたりに誕生しました。個人的にも何回か使った記憶もありますがそこまで伸び切らなかったかなという印象です。モダンでは【タイタンブリーチ】や【ヴァラクート】などで活躍してます。
追記)どうやら《約束の刻》を使うために《絶え間ない飢餓、ウラモグ》も買っていたようです。またしてもモダン需要で高騰する前に売ってしまいました。
2位《スカラベの神》◎
破滅の刻といえばこのカードという一枚。このカードだけは初心者ながらにも公式プレビューで出た瞬間から購入を決意していたことを覚えています。当初は能力はすごいが5マナで出た瞬間に仕事をするわけではないのでそこまでという評価もあり初動1200円で買うことができました。その後はみなさんご存じの通り、最初はたしかに姿を見ませんでしたがイクサラン発売後、戦乱のゼンディカー・イニストラードを覆う影ブロックが去ってからスタンダード落ちするまで環境の一角【青黒ミッドレンジ】の主力として活躍しました。何回《光袖会の収集者》や《機知の勇者》を釣り上げたでしょうか。この感覚が忘れられずモダンでもどうにか使ってみたいと思っていますし、ヒストリックの範囲拡大があった暁には間違いなく《スカラベの神》を握ります。
1位《虚ろな者》〇
最後はこちらの1枚。スタンダードでは残念ながらほぼ使われることはありませんでしたがモダンでアーキタイプ、というかMagic the Gathering 2.0を創り上げました。プロツアーイクサランの相克でのチーム武蔵の躍進するキッカケとなった一枚、そして、準々決勝vs Reid Duke との一戦はかなり手に汗握る試合でした。
価格的にはモダンでTier1~1.5のアーキタイプの主要カードの割になかなか高騰まではいってないかなと思います。今後さらなるアーキタイプの強化があれば唯一無二のカードゆえ楽しいことになるかと思います。
番外編《蝗の神》×
こちらも期待していた神の一枚でしたがほとんど使われずに環境を去っていったと思います(えっ?蠍の神?何それ?)
ドローするたびに1/1飛行の蝗トークンを生成するというジョニー好みの能力。一度定着してしまえばそのパワーは疑う余地もなかったのですが6マナという点とタフネスが4という点で《スカラベの神》とはまったく異なる運命を歩むことになります。
あともうちょっと強めの調整をしてくれていたらと思う一枚でした。
ということで破滅の刻を振り返ってみましたがやはり《スカラベの神》のセットという印象を改めて受けました。。たむら
最新セット気になるカードトップ5を振り返ってみて~アモンケット編~
珍しく連日の投稿となります。続いてはアモンケット編です。
前回のカラデシュブロック編はこちら。
ブロックごとにやっていこうかと思いましたがトップ5を書き連ねるだけでそこそこな文量になってしまいましたので急遽セットごとにやっていきたいと思います。
※「最新セット気になるカードトップ5」シリーズを見てみたところ破滅の刻からスタートしておりました
さて引続きですが私は霊気紛争にて20年ぶりにMTGに復帰しました。
アモンケットブロックに関してもまだまだ復帰したてということでとんでもないカードを評価している可能性もありますので温かい目で見て笑っていただければと思います。
それでは早速振り返ってみましょう。
※カード名の横に個人の独断と偏見で評価結果を「◎・〇・△・×」つけてみます
アモンケットで気になったカード5
※前回は復帰した思い入れもあり1位からでしたが今回は5位からに戻します
【アモンケット】
5位《副陽の接近》◎
予約価格または環境初期に買った5枚になります。まずは《副陽の接近》です。
環境初期から【青白副陽の接近】というコントロールデッキがメタゲームの一つに誕生したと思います。このカード自体は最初から最後までおよそ50~100円くらいで初心者でも手を出しやすいアーキタイプだったように思います。私自身もそれまでスタンダードの大会にほぼオリジナルデッキで参加していたこともありだいたい1-4とか2-3といった成績ばかりでしたがこのデッキを握って初めて晴れる屋のデッキリストに掲載されました。非常に思い出深いデッキの一つです。さすがに下環境では使われることはなさそうですがMTGAで採用されたヒステリック・フォーマットがカラデシュ・アモンケットブロックも範囲に加わった際には《時を解す者、テフェリー》&《ドミナリアの英雄、テフェリー》という凶悪Wハゲの下で使われるのではないかと思います。
※当時使っていたリストはこんな感じだったようです。
4位《媒介者の修練者》△
ドミナリアにて《ラノワールのエルフ》が再録されるまではマナクリーチャーは長らく2マナ域で選ばなくてはいけなく、当時を思い返すとティムールエネルギーにて4枚採用された《導路の召使い》がマナクリ市場を独占しておりその他の選択肢はほぼなかったように思います。その中で登場した《媒介者の修練者》には非常に期待をした記憶があります。残念ながらほとんど使われることはなく5枚目の《導路の召使い》として採用される程度でした。やはり《巻きつき蛇》とはディスシナジーを形成していることも大きかったように思います。
3位《過酷な指導者》×××
「メンターがつよい」それだけで非常に期待をしたのがコチラ。当時流行っていたティムールエネルギーの生物や《歩行バリスタ》、機体関連が行う起動型能力に対するメタカードとして作られたもののあまりに強かったエネルギー関連は即座に禁止改定の煽りを受け、《過酷な指導者》にとっても過酷な現実が待っていたのでした。もちろん予約価格800円で揃えた私にとっても非常に過酷な現実。もはや《残酷な現実》です。
その後、サイドボードですらこのカードを使用してるデッキはほぼ見ることはなくスタンダードの2年間を卒業していきました。自分の中でも大きくマイナスを出したカードとして非常に勉強させられた一枚です。
2位《選定された行進》〇
当時「《抽出機構》+《つむじ風の巨匠》」の無限トークンデッキを考えていたこともありかなり注目した一枚でした。購入当時は250円にもみたなかったと思うくらいにはトークンデッキは息をしていなかったと思います。その後、《秘密の備蓄品》を用いた白黒トークンなどTier1.5~2のあたりに幾つかのトークンデッキが誕生し、その必須カードとして存在感を少なからず示すことになりました。今のスタンダードにはさらに多くのトークン系カードが存在していることもあり登場弾が少しズレていればもっと面白かったように思います。
1位《死の権威、リリアナ》〇
アモンケットで唯一予約販売初日に買ったのが《死の権威、リリアナ》でした。自分はリアニメイト戦略が好きなのだなと教えられた一枚でもあります。たしか予約価格は1300円だったような気がします。一時500円近く下がっていたものの最後買取1000円近くまで高騰したような気がします。なんでだったけ。環境当時としては青黒系では《奔流の機械巨人》や《スカラベの神》、黒緑系では《新緑の機械巨人》や《墓後家蜘蛛、イシュカナ》をよく釣り上げていたように思います。下環境ではさすがに5マナで盤面への影響力がないため使われることはなさそうなのが悲しいですね。《副陽の接近》に引き続きヒステリックでの使用を楽しみにしたいと思います。
アモンケット参入後はこれまであったエネルギーデッキ、機体デッキに加えて赤単が強かった印象があり今でいう「どのデッキにも青がある」くらいには「どのデッキにも赤がある」だった気がしています。個人的に赤はあまり好きなカラーではないのでかなりキツかったなぁと。気になるカードについてはまずまず当たったかなという感じですが個人的には青白副陽の接近のおかげで、大会で勝つ喜びを知れた印象深いセットとんありました。たむら