【パイオニア】11/23晴れる屋第一回パイオニア神挑戦者決定戦に参加してきましたwithエスパー王神の贈り物

どうも最近更新回数が増えておりますがこれもすべてパイオニアが楽しすぎる影響です。

先週末は突然嫁が実家帰省することになり「遊んできていいよ」というビッグチャンスを手にしたので思い切って晴れる屋で開催された第一回パイオニア神挑戦者決定戦に参加してきました。もちろんMOはやってませんので完全に初回しです。

 

いちおう夜な夜な趣味のデッキ構築をやっていたこともあり先週初めの時点で以下の5つの選択肢がある状況でした。

 

・黒緑《巻きつき蛇》・・・鋼の監視者型をやめ、《生皮収集家》と《実験体》を加えた形。リストはすでに公になっているものに近く完成度は一番ながら、このデッキ特有の中盤からの息切れがどうしても気になりあまり乗り気ではない(息切れする前に押し切るデッキなので当然のことである)

 

・スゥルタイミッドレンジ・・・《スカラベの神》を使いたいという思いと《王冠泥棒、オーコ》がヤバイという思いが融合したデッキ。カードパワー的には断トツで一番ながら大味な構成なためまだまだ途中段階感が否めず。最近は以下のコンボデッキ調整が楽しすぎるためあんまり触っていない。

 

・青単ケシスコンボ・・・オリジナル。《ニッサの誓い》を失ったためスタンダード時代の形ではなく《精励された発掘者》に加えて《水没した秘密》を利用し、青・歴史的呪文で妨害しつつ土地を肥やしてフィルターから出したマナでケシスを唱えてLOを目指す。回れば楽しい。回れば。

 

・青単サイストーム・・・《主任技師》を加えることでコンボターンが少し早くなりつつある期待の星。こちらも回れば楽しい。ケシスコンボよりは完成度高いがいきなり大型大会に持ち込む勇気はない。

 

エスパー王神・・・先週頭に突然と電波を捕らえて作り出したデッキ。ベースはスタンダード期の青白王神であるがそこに環境きっての有力カードの多い黒を足した欲張りプラン。4ターン目に《復元》《王神の贈り物》《発明の天使》が決まると実質キ〇セク。

 

 

さすがに蛇か王神が無難かなということで王神の調整をしつつ蛇も一人回しする1週間を過ごし最終的にはエスパー王神のほうが幸福度が高いということで前日に決定。ギリギリまでメイン数枚とサイドに悩みましたが結局悩んでも仕方ないくらいにパイオニアの環境は雑多。

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以下が登録したリストの画像です。

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基本的には

《縫い師への供給者》→《航路の作成》→《機知の勇者》のラインで墓地を肥やしていくのが理想。そこから4ターン目に《復元》→《王神の贈り物》のコンボを狙っていくのがゴール。その中で3ターン目に《時を解す者、テフェリー》が場に残れば安心安全にコンボが決まるねって感じです。

 

変わってる点をいくつか

《査問長官》はスタンダード時からまったく好きなカードではなく少しずつ枚数が減っていき最終的に0に。一人回ししている段階で縫い師他でなんとか耐えれる気がしたのでこの判断になりました。

《ヴリンの神童ジェイス》は《査問長官》の代わりですが特に納得していないもののサイド後にスペルを大量追加して後ろに寄った構築に変わったときに活きてくるかなと思って採用。除去の的になるかなとは思ってましたが案の定除去が集中しました。

《ボーラスの城塞》はおしゃれポイント。《復元》から吊り上げられる当たりの追加枠。王神デッキ自体が「墓地こやす」「肉落とす」「王神落とす」「復元ひく」を同時にこなさなければならず「4t目に復元あるけれど墓地に肉または王神がない」という状況も多々ありそういったときに城塞を釣り上げられるとかなりプレッシャーにつながるかなと。これについては追って記載しますがかなり満足いってます。

《霊気拠点》は単純に《査問長官》のなごりなのと《マナの合流点》を持ってないからです。←

 

 

さて当日の成績ですが1-3(ドロップ)

ですがこれについては自分のプレイが極めて酷かったことによるミス負けが大きく影響し、デッキ自体はかなりポテンシャルが高く、今後メタに顔出せるくらいにポテンシャルを感じました(ということで今回ブログに書くことに)

 

ざっくり戦評

R1 イゼットフェニックス 1-2 〇××

G1は相手に《削剥》がないようで早い段階で《復元》《王神の贈り物》が決まり天使を重ねて勝ち。

G2は割と押し返した状況でこちら6マナでテフェリー着地、相手墓地に1枚の《孤光のフェニックス》がある状況で《漂流自我》を打てばいいものの何を思ったか別の選択をする。次ターンに2枚になった不死鳥が帰ってきてそこから負け。漂流自我打ってれば間違いなく勝ってた。

G3はもう失った流れは取り戻せず《氷の中の存在》をさばけずに裏返って負け。

 

R2 イゼットフェニックス 0-2

まったくドローと墓地肥やしが噛み合わずにあっさり連敗。

 

R3 グリクシスボーラス 2-1 〇×〇

G1は王神が2枚場に定着して勝ち。王神1枚目でジェイス指定、2枚目の誘発時にジェイス起動で天使落として、天使吊り上げる。ジェイス君はじめて仕事する。

G2はかなり長引いてしまい盤面にボーラス×2と神童ジェイス裏面が並んで残り8分。G3に賭けて投了。

G3でぶん回って勝ち。復元、王神、思考囲いがすべて噛み合う。

 

R4 マルドゥ《巨像の鎚》0-2(松田幸雄さん)

コンボデッキ対決でお互いほぼ噛み合わずに進むも突然死を二度お見舞いされて負け。

特筆すべき内容はないものの松田さんにデッキを面白がってもらえて(特に《復元》から《ボーラスの城塞》を釣り上げるプラン)、対戦後に長めにピロートーク。お世辞にも「エスパー王神作ってみたい」と言ってもらえたので是非尊敬するデッキビルダーの一人としてこのデッキをネクストレベルにしてくださることに期待してます。

 

てな感じで元々3敗したらドロップと決めていたので終了しました。

その後は友人が来ていたので軽く飲みに行って解散。

 

 

所感と今後の変更点

メインボード

 《ヴリンの神童ジェイス》2枚を変更

パワーカードではあるもの基本的に即除去の的になりルーティングできないことが多々あることがこのデッキのコンセプトを遂行できないことに繋がる。

→《マーフォークの秘守り》2枚

青1マナで確実に4枚掘れる点、アグロに対して壁になれる点、釣り上げてもひとまず4/4でアタックできる点は評価。追って記載するがサイドで《湖での水難》をより強く使えるシナジーがあるためここはこれで一旦固定しそう。

 

スカラベの神》1枚を変更

このデッキの発端ともなったパワーカードだが一回も仕事できず。相手が悪かった可能性もあるためサイドなら存在感を発揮できたかもしれないが今回は一旦外す。

→《残忍な騎士》2枚目

まだテスト段階ではあるがメインからの大物orPW除去枠。さらに山札から墓地に落ちても吊り上げれば4/4絆魂として使用できる点は評価。

 

《拘留代理人》1枚をサイドに移動

悪くはなかったもののメインからは不要だったので一旦サイド2枚に。

→《激変の機械巨人》1枚

メインの全除去枠および復元の釣り先。復元はあるが釣るものがないという状況の緩和となるか。

 

《ボーラスの城塞》高評価

場に出たときの制圧感は強くこのカードで勝利まで捲れたこともあるので引続き試したい。パーマネント10個うんちゃらはインクの染み。

 

《人質取り》やや評価

今回は使いどころはなかったものの低マナ域のパワーカードが多くなるパイオニアではスタンダード以上に脅威となるかと予想。《裏切りの工作員》という選択肢もなくはないが素出しが厳しいデッキなので一旦保留。

 

サイドボード

高評価

《軍団の最期》1枚

手札に来たら何かしら相手の有効牌を追放してくれたのでかなり高評価。もう少しアグロが多くなるなら《拘留代理人》をこちらに変えたい。

《強迫》2枚

やるべきことはしっかりと仕事してくれたので感謝。《思考囲い》4枚でなくてもいいなと思う。

《漂流自我》1枚

イゼットフェニックス相手にしっかりと仕事してくれたので評価。使い手が問題。

 

やや評価

《黎明をもたらすもの、ライラ》1枚

場に出たとき威圧感はすごいもののそれ以上でもそれ以下でもなく。赤対策。

《墓掘りの檻》1枚

イゼフェニ相手で場に出すも大体《漂流自我》で不死鳥消えるか、《削剥》で割られるためあんまり効果を実感できず。自分のプランを壊さない墓地対策なので採用。

《ケイヤの怒り》1枚

あまり活躍できず。マナ拘束が強いので《衰滅》に一旦変更予定。

 

出番なし

《最後の望み、リリアナ》緑単信心、黒単アグロ対策。一旦1枚に減らす。

《荒廃甲虫》緑単信心対策

《害悪な掌握》シミックフード、3マナPW対策

《拘留代理人》原野、トークンデッキ対策

《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》硬化した鱗、1マナファクト対策

《リリアナの勝利》呪禁フィニッシャー対策。《大災厄》にしたいかも。

 

今後試してみたい

《湖での水難》

カウンターおよび除去。序盤打てないかと思いきや《マーフォークの秘守り》がいることで2ターン目から使用可能な場合も見えてくるので試してみたい。

(サイド後は基本的にこちらの墓地は死ぬつもりで立ち回りたいため)

 

そんな感じです。

次パイオニアの大会に参加できるのがいつになるかわかりませんがまたエスパー王神使ってしまう気がします。

とにかくわかったことは。

 

イオニアクソ楽しい

 

ってことでした。

ではまたパイオニア禁止改定で。たむら

 

 

 

 

 

 

【週刊パイオニア禁止改定】第3号『さらば、食欲の秋。スタンダードでオーコ禁止によるパイオニアへの影響』

さらば、食欲の秋。

 

ということで11月も中旬になりまして朝夜は肌寒く感じるようになってきました。

そして、完全に冷え切っていたスタンダードでもとうとう《王冠泥棒、オーコ》が禁止となりまして環境はガラッと変わることになりそうです。

 

週刊パイオニア禁止改定と銘打って始めたので「パイオニア今週は禁止なし」ということで特に書くつもりもなかったのですがなんとなく今後のスタンダードおよびパイオニアについて自分はどう思ってて、どうしたいか(死ぬ前に?)書き残しておこうと思ったのでさらっと更新することにしました。

 

あっ、イオニアは今週は禁止なしです(さらっと繰り返す)

 

 

まずはスタンダードで禁止になったカード3種。

※ちなみにレガシーで禁止になった《レンと6番》、ヴィンテージで制限になった《覆いを割く者、ナーセット》については触れません。見識ないのと興味ないんで。←

 

まずは

《王冠泥棒、オーコ》

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さすがにPTで70%もの人に使われたアーキタイプとなれば禁止になるしかありませんよね。新弾のトップレアということでWotCもギリギリまで他の手段で対応して残そうとは思ったでしょうがさすがに『ホガークの二の舞』になるのはわかりきっていたのでこれに関しては英断だと思います。自分としてはモダン、レガシー共に一斉に皆の記憶から消し去る可能性も無きにしも非ずと思っていたのでとりあえずスタンダードだけ禁止ということで売ってしまった4枚目を買い戻そうか考えています。ただ今回の禁止改定内容だと今が底値な気がしてあとはショップとプレイヤーの我慢比べになりそう。3500円以下でほしいけど4000円以下からはなかなか在庫見つけられなさそうかなと。

ちなみにパイオニアではスゥタイミッドでガンガン使用する予定なのですが、パイオニアに関しては常に禁止と隣り合わせだと思っております。さすがにモダンやレガシーでもヘイトを買っているカードがパイオニアで適正なわけがなく。ただ今のところトップメタになると思っていたスゥルタイ系のデッキが鳴りを潜めており、(オーコに関しては)TOP8でシミックまたはティムール系で少し見るくらいなので一旦は大丈夫そう。

ただ来週いきなり禁止になっても特に驚かないです。

 

続いて《むかしむかし》

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やはりピッチスペルはダメだった模様。スタンダードにおいてはオーコデッキ自体のパワーをさらに抑えるべく連帯責任で捕まったかなという印象。もちろんカードパワーは高いのは重々承知ですが。ただ《むかしむかし》に関しては今週パイオニアで禁止になるかと思ってたのでそういう意味では首の皮一枚で繋がったかと。上位デッキを眺めてもスタンダード以上の使用率と各プロも「強すぎる」とコメントしていることから今やパイオニアの禁止候補筆頭。

自分としては使うとしても60枚目とかに1枚挿しで使いたいくらいなのと《むかしむかし》という日本語名が好きじゃないので今週中には(日本語版は)手放したいと思ってます・・・がさすがにオーコと違って価格割れは必至ぽい。

英語名の《Once Upon a Time》は大好きなのでこちらは禁止になっても保管しておきます。

 

最後に《夏の帳》

 

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先週パイオニアで禁止となり、来週の禁止改定は危険だと言われてましたが当然のごとくスタンダードでも禁止となりました。まぁ当然だよね。

さすがにオーコと帳禁止によりシミック系フードデッキの優位はだいぶ下がるでしょうからこれからのスタンダードがどうなってくか見ものです。自分的には青単テンポやシミックフラッシュみたいなデッキを相手にするのが嫌いなので増えるようなら逆にMTGAから遠ざかる可能性ありますが・・・。

 

 

以上3枚がスタンダードで禁止になりましたが個人的には

 

『4マナ以上または4/4以上のパワーカードに人権が戻ったこと』

 

『青のカウンターや黒の除去やハンデスに人権が戻ったこと』

 

がうれしいかなと思ってます。

前環境から《冒涜されたもの、ヤロク》が大好きでずっと使ってましたがオーコ環境では「場に出たターンに仕事できないこと」が明確に存在意義をなくしていたので悲しい気分でしたが今後は好きなだけ使えるとなるともう一回スタンダードのデッキを組んでみようかなと思います(ただし土地すべてパイオニアで使っているためスタンダードのデッキが作れない件)

 

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あと小さなサプライズとしては連帯責任で禁止になると思っていた《金のガチョウ》が禁止を免れたことです。《楽園のドルイド》と合わせて3ターン目にニッサであったり、5マナのパワーカードにアクセスできる動きは残されているためこのラインを軸にもう一度構築したいですね。ヤロクと組み合わせても活きる性能!(強いとは言ってない)

 

スゥルタイ民的にオーコなき環境で使いたいカード5選

《冒涜されたもの、ヤロク》・・・一度使ったら癖になる麻薬的存在

《茨の騎兵》・・・オーコなき世界ではトップレアだった騎兵もいまや500円レアになってます。買い。

《朽ちゆくレギサウルス》・・・パイオニアのマッドネスデッキでラノエルから2ターン目に出すつもりでしたがスタンダードでもガチョウから同じ動きが?

《貪るトロールの王》・・・絶対に強いはずなんだ。俺の10枚在庫が火を噴く。

《肉儀場の叫び》・・・なんかサクリファイス系が調子に乗るみたいな話を聞いたのでもう一度サイドのお守りとして積み込む。3/3倒せないメリットが少し和らぐ。

 

 

そんなこんなでまた来週。たむら

【週刊パイオニア禁止改定】第1&第2禁止改定特別号『君と夏の帳、豊穣の力戦、ニッサの誓い、忘れない。10年後の8月また守護フェリダーが使えると信じて』

イオニアという新たなフォーマットが爆誕して盛り上がっていたところに、さらに毎週月曜日禁止改定を行うという公式からのヤバイ通達。

 

ただ個人的にはそれを聞いても

「とは言っても幾つかヤバイやつら一旦放置されてるけど毎週禁止出すようなことないでしょ」

「特に第一週から《守護フェリダー》禁止はあり得ない。だって最初からダメなことわかっているのだから」

「ウィザーズはパイオニアを過激なフォーマットとして保ちたいのではないか」

「あくまでこれはパイオニア爆誕するであろうコンボを抑えるための禁止改定だ」

 

なんて思っていましたが第一週から《守護フェリダー》は逝くわ、パイオニアでようやく居場所を見つけた《豊穣の力戦》は逝くわ、えっ?お前も?のノリで《ニッサの誓い》も逝くわ、で激動の一週間となりました。

もちろんまだまだ極悪な執行猶予中のカードはたくさんあるので第二週はどうなるのか、さすがに今度こそ一旦保留なのかと楽しみにしていたらまさかの《夏の帳》という。

 

これはBLOG更新しなきゃと思った”今”であります。

 

家庭の事情でスタンダードから若干足が遠のいていた私にとっては、思い出のカラデシュブロックをこれまで以上に”ずっと”楽しそうなフォーマットである“パイオニア”はぜひ盛り上がってほしいのであります。そんないちカジュアルプレイヤー目線で年末まで続く予定の禁止改定を語っていくのがこのシリーズとなります。

 

◆所感

まずは第一週から

 

《守護フェリダー》

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これについては「だったら最初から禁止にしておけよ」という感想しかないです。

たしかにモダンでは禁止されてはいないので一旦は大丈夫かどうか試してみたかったという考えもあったのかと思います。が、日本限定のローカルフォーマットであるフロンティアを覗いてみればどうなるかは明らかだったようにも感じます。

資産的な話でいえば、自分は元々スタンダードで“コピーキャット”禁止後に《サヒーリ・ライ》を使うために安値で、何故か思い出?として《守護フェリダー》もストレージ価格で揃えていたこともありダメージは特になかったのですが、パイオニア開始からこの日までに急高騰したこれらのパーツを揃えてしまった人は本当に可哀そうだなと思っています。

ただ環境全体で見れば“コピーキャット”コンボがなくなったことで思考停止ままにこのデッキを使用する人が別のデッキに流れるのはいいことだと思っています。やっぱりいろんなデッキ見たいもんね(スタンダード?オーコ?何それ?)

 

次は《豊穣の力戦》

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これについては「やりすぎた」でしょうか。

自分もスタンダードでこのカードをうまく使ったランプデッキ出来ないかなと思っていたのですが“信心”システムのあるテーロスブロックが使用可能なパイオニアではちょっとやりすぎちゃいましたね。実際に見たことはなかったのですがTL上で「2t目《世界を揺るがす者ニッサ》、3t目《絶え間ない飢餓、ウラモグ》」という文字列を見て禁止を納得しました。ただ自分としてはこんな感じでパイオニアというカードプールだからこそできるコンボデッキが誕生してくるのはめちゃくちゃ楽しみなので「先生の次回作にご期待ください」の気持ちです。

 

最後は《ニッサの誓い》

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これについては「納得できるような、できないような」です。

タルキール覇王譚の有効色フェッチランド5種が最初から禁止となった背景にある「マルチカラーデッキの制限」という観点からみれば《ニッサの誓い》は限りなくブラックに近いグレーです。自分自身もケシスコンボ(4色)などで使おうと思っていたくらいだったので。

ただし上記2つと同時に禁止するのはさすがにやりすぎな気もしています(禁止候補だとしても)。“コピーキャット”コンボを早速4色にした功罪はあるもののまだ警告くらいでよかったのではないかと個人的には思っています。一旦は流してみて改めてどのデッキにもオーコやテフェリーをタッチする根源であるならば禁止にすればよかったかと。ニッサの誓いがあることで《龍神、ニコル・ボーラス》や《王神、ニコル・ボーラス》のようなマナ拘束の強いパワーカードが使える理由になったり、色は合わないけれどその能力は試してみたいクソPW(例えばサムトとかサムト)にチャンスが与えられたかもしれません。そのチャンスがもう閉ざされるというのも何かなと思ってしまったり。

てか、そもそも《ニッサの誓い》というかオーコとテフェリーが悪なのでは?←

 

 

そんなこんなで第一週からしっかり禁止告知されたことで今週の動向を皆が見守っていたわけであります。再投獄が目の前に迫っているカードも多々ある中で今週はまさかの《夏の帳》の単独禁止。理由としては「緑ベースのデッキがただでさえ強いうえにこのカードの存在がその他のミッドレンジやコントロールを駆逐しているから」です。

 

《夏の帳》

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これについては「わかる(わかる)」って感じでした。

だってめちゃくちゃ強いもんね。これまで緑系のアグロやミッドレンジが怯えていた青のカウンター、黒のハンデスや単体除去。すべて緑1マナで解決してくれるんだから。しかもキャントリップついてるバグでしょ。

逆にそれら(カウンターや除去)を使う側からしたら緑1マナ立ってるときの「はいはい、夏の帳でしょ、はいキャストするよ、はい、やっぱりね、どうぞ」感は異常だったので。ただこの禁止についてはまだまだ極悪人がたくさんいる中での突然の禁止だったので、ウィザーズ的には「思考猶予犯も可能なら残しておきたい意向がある?」とあえてポジティブに考えてみたり。ただ来週18日に迫った「秋のスタンダード・シミック大禁止祭り」の禁止候補筆頭に名乗りを上げた形になるので必要以上に枚数を所持している身としては震えるのみです(昨日4枚買ってしまったw)

 

◆デッキ案

以上のことを踏まえてこれからどういったデッキを使うか、調整するか。

現在、作っているデッキ3種の報告です。

 

【黒緑親和】

これに関しては極めてベーシックなリストのままです。現状は《鋼の監視者》を4枚搭載したアーティファクトに寄せた形ですが、状況次第では《生皮収集家》や《樹皮革のトロール》あたりを試してみたり、緑ギアハルク多めにしてみて遊んでみようかと。直近だと《実験体》入りの鱗デッキが勝っておりメインで《思考囲い》や《致命的な一押し》が0枚だったの少し気になってます。禁止改定関連でいえばサイドの《夏の帳》が抜けますがこちら側が使う《思考囲い》が通しやすくなるほうが嬉しいかなと思ってます。

 

【スゥルタイミッドレンジ】

こちらも金魚で毎日リストを漁ってますが割とベーシックな形。今のところ《死儀礼のシャーマン》を試してますが個人的にはマナクリってよりかは1マナPWみたいな感じで動いてくれるのを期待してます。《金のガチョウ》を使えば使うほど好きになってます。ちなみにオーコは3枚です。

こちらもサイドの《夏の帳》が使えなくなりますが《思考囲い》《思考消去》や《致命的な一押し》その他各種カウンターが使いやすくなる分プラスと思ってます。 

除去の関係上、“コピーキャット”は最初から不利だったので禁止になって助かりました。

 

【青単ケシスコンボ】

元々はベーシックな4Cケシスコンボでしたが《ニッサの誓い》禁止により大幅に形を変えて試してます。墓地肥やし手段を《精励された発掘者》4枚だけでなく《水没した秘密》3枚追加して基本的には青または歴史的カードで固めてます。ケシスを出す手段としてはアグロ対策込みで《航海士のコンパス》4枚と青白ショック4、青黒ショック2にしてますが意外と困らないかなと(別プランでは万面相ラザーヴでコピー)。ただどうやっても最速4ターン目でのコンボスタートが限界なのでちょっと考えものです。

禁止改定の影響はないです(まだそこまでのレベルではないため)

 

◆次週予告

さてさて次週の予告ですが逮捕予想リスト載せておきます。

 

執行猶予中

《密輸人の回転翼機

《時を越えた探索》

《宝船の巡航》

 

指名手配(逃走中)

《運命のきずな》

 

大規模環境破壊罪

《王冠泥棒、オーコ》

 

 

ではよい一週間を。たむら

【禁止改定】10月21日緊急禁止改定を予想してみる

ハビエル・ドミンゲスのグルールアグロの優勝で幕を閉じたミシックチャンピオンシップⅤ(以下MC5)が終わり、プレイヤーの関心は1021日に発表される緊急禁止改定に向けられていると思います。

今回の禁止改定はスタンダードにおける禁止がメインではないかと当初から言われており、その筆頭であるゴロス原野(ランプ)はMC5でも使用率1位となりました。ただしその他のデッキが「打倒ゴロス原野」を意識した構築を行ったこともありトップ8には結局のところ1つのデッキしか残れませんでした。その中で1番の躍進をしたのが当初から2番手につけていた《王冠泥棒、オーコ》を用いたシミックカラーをベースにしたデッキ。

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そのような状態で揺れる今回の禁止改定について自分が思うところをまとめてみたいと思っております。※当たればいいなという不安

 

まずはスタンダードから

 

大本命(禁止率80%以上)

《死者の原野》

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MC5のトップ8に1つしか残れなかったと言えどもさすがに許されるものではないと思う禁止大本命。土地を置くだけで永遠にゾンビが湧き出てくるというのは現状スタンダードのパワーを超えてると思います。さらに原野が不幸だったのはローテーションにより対策カードのほとんどがスタンダード落ちしてしまったことで急に頭一つとびぬけてしまった点もあげられます。唯一メインで使われるレベルの除去である《暗殺者の戦利品》もローテーションにより各デッキの基本土地使用率が上がったことから使いづらくなったのもまた不幸です。ゴロス原野デッキに関しては《死者の原野》が禁止になれば一旦はその暴力的なパワーは抑えられると思いますので追加での禁止はないかと思っています。禁止後は一旦は使用率は落ち着くと思いますがゴロスを中心としたランプ戦略、《創案の火》デッキなどは今後スタンダードのカード範囲が広がれば広がるほど強化されるので要注意だと思います。

※ただしBO1のみの禁止の可能性もあるかとも思っています

 

 

ゴロス原野に禁止が出ることでまちがいなく圧倒的Tier1になるのがシミック系デッキ。

以前、カラデシュブロックのエネルギーデッキに大量禁止が出た際に両成敗としてラムナプレッドからも2枚の禁止カードが出たときのような禁止、冤罪事件が発生する可能性は極めて高いと思ってます。

 

ただし自分個人の意見ですがその中心である《王冠泥棒、オーコ》に関しての禁止は今回は出ないと思っております。ホガークの件をどう捉えるかにもよりますがさすがに最新セットの目玉カードをわずか2週間で禁止にするのは色々と危険であると考えます。ただし下環境でもすでに存在感を発揮しているパワーカードですので2年以内に禁止になる可能性は0ではないと思います。

その点からいくつか候補をあげました。

 

本命(禁止率60%)

《ハイドロイド混成体》

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オーコ様の罪を擦り付けられる筆頭がこのクラゲ・ハイドラ・ビースト。あくまで個人の意見ですがオーコの強さの60%はその堅さからくる延命力だと思っており、そのバトンを受け継ぐパワーカードの1つが《ハイドロイド混成体》と思ってます。正直なところ単体で見れば禁止されるほどの悪者かと言われるとそんなことはないですがやはり息切れ防止となる「~唱えたときに」のドロー&ライフゲインはシミックカラーのデッキが強いといわれる所以の一角を握っているのは間違いないです。

またランプデッキでも使われている点も両成敗するのにちょうどいい感です(そんな理由で禁止していいのかどうかは置いておいて)。

ただしラブニカの献身のトップレアであり、このカードが禁止となるとパックとしての価値はショックランドのためのパックでしかなくなってしまう点をどう判断するかは気になります。

 

 

《世界を揺るがす者、ニッサ

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そして同じくオーコ様の犠牲になるのがこの白目をむいたPWです。ハイドロイド混成体が強い理由の一つがニッサのマナ加速から生まれてくるのも要因の一つなわけです。自分自身もオーコのデッキを使っていますがだいたい勝負を分けるのがニッサを賭けた攻防のような気がします(もちろんオーコの食物ビートで勝つことも多いですがそれについては後程)。ハイドロイドと違い、ニッサについては灯争大戦でも中堅クラスのレアですので特に禁止を気にする必要もないでしょう(気にはしろよ)。

 

 

上記についてはシミックカラーのデッキに関して丸々制裁を入れた場合を想定してます。

オーコが強い点のもう一つが食物トークン関連になります。エネルギーほどより多くのバリエーションで使用することはできませんが特に1枚のカードがオーコを非常に強くさせていると考えます。

 

 

大穴(禁止50%)

《金のガチョウ》

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正直なところガチョウ禁止によってシミックの強さのすべてを止めることはできませんが2ターン目オーコや、3ターン目ニッサといったブン回りがシミックの強さであり悪とするならば、その一役を担っているガチョウはやはりウィザーズが警戒する「1マナのマナクリーチャーはオーバーパワー説」の系譜をしっかりと引き継いでると考えます。特にガチョウの強さはオーコとの噛み合いだけでなく、好きなマナを生み出せることによりバントカラーやスゥルタイカラーへのタッチを容易にしていること、食物トークン生成がさらなる食物トークン利用につなげることができること(特に意地悪な狼)、苦手なアグロのパワー1のアタックを受け止められることなど多岐に渡ってます。以上の点からもフェロキドンに次ぐ冤罪事件の被害者となる可能性は極めて高いです。

 

 

以上の4枚が個人的な禁止候補でありその中でも

 

《死者の原野》《ハイドロイド混成体》《世界を揺るがす者、ニッサ

 

3枚の禁止を予想します。

 

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その他にハゲてるからなのか《時を解す者、テフェリー》という意見もありますが個人的にはないと思ってます。もちろん下環境でも活躍するパワーカードではありますが。自分自身があまりインスタントタイミングで動くデッキを使わないためそこまでヘイトがないのでよくわかりませんというのもありますが・・・テフェリー禁止になった場合にフラッシュデッキが爆増するほうがマジック引退するまであるくらいに嫌いなもんで…

 

 

さらっとではありますがモダンでは《オパールのモックス》が極めて危険な状況であることは触れておきたいです。そこまで下環境をプレーしている身ではありませんが《湖に潜む者、エムリー》と0マナアーティファクトシナジーは正直なところあまり放置しておくことは良いとは思います(ケシスコンボで遊んでますがとにかくやばい)。さらに驚いたことにエムリーの能力は開発が意図的にデザインしたことが公表されました。つまりこの段階でエムリーが悪として追放される可能性は極めて低いと思います。その中でかつてより監視対象にあった《オパールのモックス》はまず一旦禁止になるのではと思います。※今回大丈夫でも近いうちに禁止になるかと

 

そんなこんなでサクッと思ってることを書いてみました。

以上、《ウルザの塔》が禁止になればみんな幸せになれると思っている筆者の戯言でした。

エルドレインの王権 気になるカードトップ5

おひさしぶりです。復帰してから3度目のスタンダードのローテーションとなりました。

ただ1番最初に関しては戦乱のゼンディカー・イニストラードを覆う影ブロックのローテーション落ちであり、自分自身もまだ復帰したばかりでそこまでカード資産がなかったこと。何より憎きゴリラ《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》、クソ化物《絶え間なき飢餓、ウラモグ》がいなくなることをむしろ喜んでいたように思います。

 

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2番目のローテーションは復帰のキッカケとなった《巻きつき蛇》《光袖会の収集者》のいるカラデシュブロック、予約で初めて買ったパワーカード《スカラベの神》がいたアモンケットブロックを失い非常に寂しい思いをしたものです。

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そして今回は発売から堪能したイクサランブロック、ドミナリア、M20がスタンダードから去ります。悲しい思いもありますが、ローテーションにより発売当初から注目していた《野茂み歩き》と探検生物が《致命的な一押し》なき環境で隆盛するなどローテーションによる楽しさもあるのだと学びました。

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MTGAによりすでにローテーション後のデッキがちらほらと顔を出しつつありますが今回は果たしてどんな環境になるのか今から楽しみであります。

 

さて本題となりますが毎回恒例の『最新セット気になるカード トップ5』を今回も漏れずにやっていきたいと思います。

今回のエルドレインの王権に関しての大まかな感想としてはドミナリア、ラブニカブロック、灯争大戦と続いたカードパワーが上昇する流れにしっかり乗ったセットだなという印象です。ただ「このカードがやばい!」ってよりかは「組み合わせるとやばそう!」といってビルダー心をくすぐるものが多いかなと思っています。

 

前回はこちら

それでトップ5になります。※予約価格については晴れる屋価格となります

 

第5位《金のガチョウ》予約価格800円⇒900円

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まずは《ラノワールのエルフ》なきスタンダードに現れた『令和の極楽鳥』です。コイツに関してはこのあとに出てくる《王冠泥棒、オーコ》とのセット使用がベースとなるかと思います。実際の使用感としては即除去されることに関しては食物トークンを残していくので割と問題なしですが、マナの使い先がすぐではない場合に棒立ちしてしまうことがあるのが気になりました(食物トークンを追加できる場合はその限りではない)

ただやはり1マナのマナクリーチャーは強く、使われるのは間違いないと思っています。

今回予約に関しては海外通販(CFB)を主に利用しましたが初動は$4.99でした。国内外ともに今は1000円前後まで上がっていますが徐々に食物デッキの強さが見つかっている状況なのでもう少し上がると思っています。

 

第4位《残忍な騎士》予約価格900円⇒1400円

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フルスポイラー公開時は自分も見落としていましたが冷静に考えてもスタンダードでは強く、使われるカードです。《英雄の破滅》の亜種として当初過小評価されていた《ヴラスカの侮辱》に似た使われ方、価格の動き方をすると思っています(つまりスタン落ちするまで1500~2500円で推移)

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侮辱との違いとしては「ライフゲインではない、追放ではない」という点ですが環境次第かと思いますし、灯争大戦以後のプレインズウォーカー環境においては触れるだけで◎と思います。

ただし、自分もさらに見落としていましたが「場から墓地に落ちたら山札の底に戻る」効果に関しては回収による再利用防止となっておりうまく調整されているなと感じました。

価格については海外初動も$5.99あたりでしたがしっかりと見過ごしてしまい晴れる屋で1000円4枚何とか間に合ったという状況です。海外でも軒並み$12.99あたりになっています。

 

第3位《湖に潜む者、エムリー》予約価格600円

 

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これはスタンダードというよりはモダン、しいてはケシスコンボに使いたい1枚として気になっています。すでにプロキシで回していますが単純にモックス、《ミシュラのガラクタ》から1ターン目に場に出てきて2ターン目から《ミシュラのガラクタ》を使い倒す動きだけでも十分にやばいと感じています。またケシスとも『伝説カウント、墓地肥やし手段、だいたい1マナで唱えられる』あたりがかなり噛み合っていると感じています。

スタンダードでも墓地を利用したデッキには使用されると思いますし、特に食物トークン&《貪るトロールの王》とはかなり相性がいいと思っています。

価格についてはまだまだ伸びてこず期待値込めて$6.99で6枚購入してしまいましたが使うことは決めているので特に後悔はなしです。

 

第2位《王冠泥棒、オーコ》予約価格2500円→3200円f:id:legendtamura0708:20190927124139p:plain

なんだかんだ毎回PWが収まってくる第2位ですが今回は間違いなく《王冠泥棒、オーコ》以外考えられません。早速MTGAでも多数のデッキで使われだしており+2による食物デッキ、《金のガチョウ》との噛み合い、+1での理不尽な大鹿トークン化が話題となっています。今回も変わらずスゥルタイカラーのデッキを使うと決めていたところから《金のガチョウ》の食物トークン供給のために数枚採用しようくらいに思っていましたが4枚使いたいまでに気持ちが動いています。特に瀧村プロや瀬畑さんが使用していた《貪るトロールの王》デッキはかなり面白そうであり、スタンダードのホガークになる可能性を秘めていると感じています。全部合わせて4枚買うべし。

価格については意外と初動はおとなしく$17.99だったので即決4枚購入した自分を今褒めたいと思ってます。国内外ともにトップレア3000円オーバーになっています。

 

 

第1位《石とぐろの海蛇》予約価格800円

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毎回筆者の趣味が強く出る第1位はこちら。

青単が嫌いだ!3テフェが嫌いだ!多色コントロールが嫌いだ!!!

カウンター乗せたい!増殖したい!デカブツに育てたい!!!

そんな僕が作ったインビテーショナルカードです(違います)

 

現状こうやって使われているというデッキはないものの増殖デッキは気になっており、そもそも無色ということで青白フライングが流行ったりなどすればどのデッキでも使われうる可能性を秘めているので期待しています。

 

国内では700~1100円とかなり期待値高めな設定になっていますが海外では初動$2.99でした。今現在でも$4.99あたりです。

 

番外編《創案の火》予約価格150円

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少しスゥルタイカラーのカードに偏っていたのでそれ以外から気になる1枚。

自分のターンのみ2回までしか呪文が唱えられなくなるものの土地の枚数以下のマナコストなら何でも唱えられるようになる面白呪文。色拘束が強めのデッキで進化を発揮するのではと思っておりやはり《ニヴ=ミゼット再誕》ではないでしょうか。

ターンさえ帰ってくればかなり好き勝手にできるのでカジュアルなデッキが好きな人の心をくすぐる1枚な気がします。

 

 

ということでエルドレインの王権の気になるカードトップ5でしたが今回もかなり面白そうですね。ローテーションも絡むことからかなりスタンダードの環境が変わることと思いますが新カードだけでなく、これまで埋もれていたカードが頭角を現す様を見るのも非常に楽しみです!まずは今日から始まるプレリリースを楽しみましょう!では。たむら

【大会結果】8/14 トレカの洞窟スタンダード杯に参加してきました

前環境からスゥルタイヴァニファールを構築しておりましたがなんだかんだ娘が生まれたりするなど忙しくしており大会参加ができませんでした。お盆で嫁と娘が実家帰省したこともありラブニカの献身環境以来のスタンダード大会に参加し、準優勝できましたのでいちおう記録に残したいと思います(参加者7人ですがw)。

 

前々回くらいに記事でまとめさせていただいた【スゥルタイエレメンタル(スゥルタイヤロク)】を使いました。

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ただ当時のリストからはそこそこ変更があるのとヤロクは2枚のみ、ヴァニファールも1枚のみと単なる【スゥルタイミッドレンジ】と言われてしまうようなリストになっております。

 

【スゥルタイエレメンタル】

土地(21)

4 《繁殖池》

4 《内陸の湾港》

4 《草むした墓》

3 《森林の墓地》

2 《湿った墓》

2 《森》

1 《神秘の神殿》

1 《疾病の神殿》  

クリーチャー(26)

4 《翡翠光のレインジャー》

4 《マーフォークの枝渡り》

4 《発現する浅瀬》

4 《野茂み歩き》

2 《冒涜されたもの、ヤロク》

2 《迷い子、フブルスプ》

2 《人質取り》

1 《疫病造り師》

 

1 《貪欲なチュパカブラ》

1 《首席議長ヴァニファール》

1 《灯の分身》

1 《永遠神ロナス》

1 《茨の騎兵》

1 《虐殺少女》

1 《殺戮の暴君》

呪文(9)

3 《新生化》

3 《暗殺者の戦利品》

2 《伝承の収集者、タミヨウ》

1 《戦慄衆の指揮》

 

サイドボード(15)

4 《思考消去》

2 《クロールの銛撃ち》

2 《打ち壊すブロントドン》

2 《煤の儀式》

2 《夢を引き裂く者、アショク》

1 《軍団の最期》

1 《漂流自我》

1 《ゴルガリの女王、ヴラスカ》

 

基本的な戦略は「序盤は探検パッケージ+《発現する浅瀬》を中心に土地を伸ばしつつ盤面を整え、中盤以降、相手のアーキタイプに合わせて《新生化》と《首席議長ヴァニファール》で最適解を山札から持ってきつつアドバンテージを確保していく」といった形となります。

前環境は《首席議長ヴァニファール》3枚での構築を行っていましたが《発現する浅瀬》の登場によりマナ加速または手札補強が強くなったこと、《冒涜されたもの、ヤロク》の登場によりETB持ちクリーチャーでのアドバンテージ確保の回数が少なく済むようになったことから1枚に減ることとなりました。

《新生化》は3tに2マナクリーチャーを生贄にして《翡翠光のレインジャー》から土地確保に動いたり、4tに3マナクリーチャーから《貪欲なチュパカプラ》や《人質取り》を持ってきて盤面整理を行えるなど潤滑油的な存在として使っております。サイド後、枚数は減らしますが普通に使えることが多いなど《時を解す者、テフェリー》の存在により環境にカウンターが少ないことがプラスとなっていると思います。

 

・詳細と考察は以下です。

 

R1 まさかのBYE

 

R2 シミックエレメンタル 2-0

G1はお互いに《発現する浅瀬》から盤面を作っていく展開に。こちらは《戦慄衆の指揮》があるので、相手が手札を使い切ったタイミングで《新生化》から《虐殺少女》を持ってきてそのまま勝ち。

G2は土地4枚に《軍団の最期》、タミヨウ、《茨の騎兵》と極めて微妙ながらも仕方なくキープすることに。相手が1tラノエル、2t浅瀬、3t《大食のハイドラ》4/4と高速で動いてきたため仕方なく《軍団の最期》キャストすると残り3枚の手札に《大食のハイドラ》が2枚あり一気に形勢逆転。残り1枚は《夏の帳》だったこともありケアの重要性を学ばされた一戦でした。

 

R3 バント《世界を揺るがす者、ニッサ》 1-2

PWに触る手段が《暗殺者の戦利品》くらいしかないため基本的に苦手なアーキタイプです。

G1はラノエルから4tニッサを許してしまう展開。こちらも《暗殺者の戦利品》が2枚ハンドにくる運もありニッサはなんとか対処するも残ったクリーチャー陣で攻め込まれてきつい展開。とりあえず後手4tに3tに奪われていた《野茂み歩き》を《人質取り》で取り返すも5tにフルアタックを受けて残りライフ1。後手5tに土地が引けず手札の《翡翠光のレインジャー》を使うか悩むもイチかバチかで《新生化》で《人質取り》を生贄、場に《野茂み歩き》戻る、《新生化》の効果で《茨の騎兵》着地、5枚の中にチェックランドあり場に出す、レインジャーキャストでライフ回復と繋がり、6tに《虐殺少女》で《茨の騎兵》以外の盤面を整理できたことで逆転できました。

G2でも相手は4tニッサ。《思考消去》2枚あるもテフェリー、ニッサニッサで捨てさせ切れず、《ハイドロイド混成体》5/5まで繋げられて負け。ただ2枚目の《思考消去》の諜報1を忘れてしまい、次の次が《茨の騎兵》だったのでもしかするともう少し粘れたかもしれないのが残念。

G3もお決まりの4tニッサ。トロフィーで壊すもまたニッサに繋げられて負け。土地も3枚で止まってしまい間に合わず。《暗殺者の戦利品》はあったもののクリーチャーが《クロールの銛撃ち》しかなかったのでマリガンすべきだったなと反省。

 

結局BYE込みでの2-1の準優勝でしたが個人的にはかなり使用感に満足を得ました。

ちなみに今回当たりませんでしたがトップメタのスケープシフトにはメインは《暗殺者の戦利品》、サイド後はアショク、《思考消去》、《漂流自我》、《軍団の最期》、《煤の儀式》あたりで対抗しようと思ってます(MTGAではまずまずやれてる気がする)

 

 

・今後に関して

 

リスト自体は今のところ不満はないのですが《暗殺者の戦利品》の使用感が非常に良いためフブルスプを1枚減らして、4枚を試してみようかと思ってます。

 

サイドボードは煤の儀式を1枚⇒軍団の最期2枚目にしようと思います。実際に使ってみると思っていた以上に良かったです。

 

ただ苦手なPW対策に《古呪》を1枚取っておくか悩みどころですがトロフィー4枚目と相談かなと。ここはメタ次第で変える自由枠としつつ《古呪》を取る際はメインに《軍団の最期》またはヴラスカを昇格させようと思います。

 

次回いつスタンダード大会に参加できるかは未定ですがこの《冒涜されたもの、ヤロク》と《新生化》はめちゃくちゃ楽しいのでぜひオススメしたいと思います。たむら

最新セット気になるカードトップ5を振り返ってみて~イクサランの相克編~

続いてはイクサランの相克編です。

前回のイクサラン編はこちら。

 

イクサランの相克はイクサラン以上にプレビュー時の評判も悪く違った意味で盛り上がったセットという印象があります。カード自体のパワーレベルもカラデシュ環境を変えるまでにはいたらぬものが多く、ローテーション後に再評価されたカードも多いような気がします。とはいえ2000円超えしたレアは《再燃するフェニックス》《不滅の太陽》《翡翠光のレインジャー》のみと寂しいセットであったのも事実。能力に癖のあるカードも多く近い将来、下環境での再評価されるカードがでてきてほしいと願うばかりです。

 

それでは早速振り返ってみましょう。

※カード名の横に個人の独断と偏見で評価結果を「◎・〇・△・×」つけてみます

 

イクサランの相克で気になったカード5

 

【イクサランの相克】

5位《強者鏖殺》予約価格300円⇒400円⇒80円 ×

 

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白待望の3マナの全体除去ということで5位にしていました。特に当時は赤単や赤黒アグロ全盛期でありコントロールデッキを使っていた自分としては3マナか4マナかの1ターンが生死を分けていたということもあり《不可解な終焉》と共にかなり期待していたようです。特に当時の環境で対処が難しかった《熱烈の神ハゾレト》やパンプアップ後の《逆毛ハイドラ》を難なく処理できるという点は評価すべきでしたが結局ほとんど使われなかったように思います。プレリで通常パックからFoilで引いたときは大興奮したし、その後対戦中に使用しづらさをかなり感じて大ガッカリした記憶があります。

 

4位《贖罪の聖騎士》予約価格200円⇒180円⇒30円 ×

 

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吸血鬼デッキの追加パーツとして期待していたものの吸血鬼デッキ自体が基本セット2020まで下火だったため全く使われず(基本セット2020後の吸血鬼デッキでも居場所なし)。ラブニカブロックでのショックランド《神無き神殿》の再録はかなり追い風のはずでしたが残念ながらお呼びかからず。スタン落ち前に一度MTGAで試してあげたいものですが(意外と吸血鬼デッキはレアワイルドを喰うので難しい)。

 

3位《戦帆の匪賊》予約価格300円⇒800円⇒250円 △

 

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イクサランの相克では海賊部族にも各色強力なカードが収録され(赤:《凶兆艦隊の向こう見ず》、黒:《凶兆艦隊の毒殺者》)ましたが、青海賊はかなり攻撃的でかなりお気に入りでした。2マナ2/1飛行という基本スペックもあることながら、攻撃時は相手のクリーチャー1体を0/1バニラに変えてしまうという効果はかなり序盤の攻撃を有利にしてくれます。また当時は《歩行バリスタ》という相方もいたことが追い風となり一時は1000円を超えるまで高騰したように思います。残念ながらローテーション後はあまり使われることがなく、その後隆盛した青単パーミッションでもお呼びはかかりませんでしたが下環境でも何かしらいずれお呼びがかかるような唯一無二の効果を持っているカードかと思います。

 

2位《血染めの太陽》予約価格1200円⇒1500円⇒180円 ×

 

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私が予約購入史上一番失敗したのがこのカードです。能力は《血染めの月》に似たような土地能力の規制とETBで1ドロー。イクサランで登場した《アズカンタの探索》などマナ能力以外で強力な土地が増えてきていたこと、また読み外れても1ドロー効果のおかげで無駄牌にはならないことを理由に初動で確保してしまいましたがご存じの通り綺麗な崖を作って落ちました。基本セット2020でデメリットETB持ちのロータス土地が出たことで少し注目を集めましたがこれ以上は厳しいのではないでしょうか。今はやっている《風景の変容》デッキの《死者の原野》等にも強いカードではありますが如何せん《時を解す者、テフェリー》であっさりバウンスされてしまうあたり残念です。ハゲは悪。

 

1位《不滅の太陽》予約価格800円⇒2000円 〇

 

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最後はこちらの6マナアーティファクト。今回のランキングかなり外していましたので唯一使われているカードがあった一安心。発売当初、能力は強力ながらも使いどころが難しくまた隆盛していた赤単や赤黒アグロには天敵の《削剥》がいたということもあり一時は500円近くまで値を下げていたように思います。ローテーション後は《削剥》もなくなり、強力なアーティファクトも環境でほぼなくなったことから少しずつサイドボードで見かけるようになりドミナリア以後、灯争大戦に至るころには大プレインズウォーカー時代ということでメインでも見かけるようになりました。モダンでもアーティファクト関連のデッキで見かけることがありますのでスタンダード落ち後も徐々に値段は落ち着いてくのではないでしょうか。

 

番外編《覚醒する融合体》予約価格200円⇒120円 ×

 

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特になし。

 

 

ということでイクサランの相克を振り返ってみると私自身も評価する軸が定まっていなかったこともありかなりめちゃくちゃなカードを選んでいたように思います(イクサランと比べて)。だからといって現在の私に審美眼があるかといわれると別ですが、過去の失敗をうまく生かして優良カードを見つける目を持ちたいと思う次第です。

 

ちなみに別件ですがイクサランの相克から海外通販も予約時に見るようになりました。たとえば日本で初動からトップレアとされていた《再燃するフェニックス》が$9.99で販売されていたのを覚えています。私自身が赤に対する嫌気からスルーしてしまったわけですが、日米での評価の違いであったりして面白いなと思ったりしたので価格に興味ある方はぜひ海外通販も見てみてください。たむら