【今日の一枚】無数にカードがあることを教えてくれた『撃砕確約』
マジックザギャザリングには無数のカードがある。
こんな基礎的なことを教えてくれたカードの話。
(赤) インスタント
攻撃クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+3/+3の修整を受ける。それがアーティファクト・クリーチャーであるなら、ターン終了時まで、それはトランプルを得る。
先日、大型の機体を高速で動かせるタイプの「赤白機体デッキ」を作っていた際に一つの課題に直面しました。
それは『攻撃力が高いので当たり負けはしないもののブロックされたら相手にダメージを通すことができない』
というものでした。
すなわち7/11だろうが、6/6だろうが1/1にブロックされたら止まる。ということです。
当然相手は大型クリーチャーではブロックせず小型クリーチャーやトークンにて対処してきます。そのために黒をタッチして《致命的な一押し》や《無許可の分解》で相手の壁役を壊して突き進むという選択肢を増やしましたがいまいちしっくりときてませんでした。
そこで理想のカードを考えてみました。
「ぼくのかんがえたさいつよかーど」
- 低コストでトランプル付与してくれる
- 赤か白なら良いが、トランプルの性質上で緑でも可
- ついでに攻撃力をアップさせてくれたら最高
そんな都合のいいカードあるわけないだろと思いながら大会当日の朝に友人とストレイジボックスを漁っていたところ発見したのが《撃砕確約》でした。アーティファクトクリーチャーならトランプル付与するというウィークポイントも機体デッキでの使用を考えている自分にとっては好条件でしかなくそのためか(赤)という低マナコストになっているのは「ぼくのかんがえたさいつよかーど」でしかありませんでした。
これまでカラデシュのカードはかなり見てきたつもりでしたが自身もこの日に初めて知ったカードでした。
実際に大会中も大活躍でチャンプブロックで軽量クリーチャーを準備している相手の裏をついて撃砕確約が頭越しに本体を殴って勝つことが何度もありました。そしてその都度相手は「えっ?このカード何なの?」というような顔をして確認していました。
「ぼくのかんがえたさいつよかーど」が必ずしも存在するとは限りませんがマジックザギャザリングのカードプールの広さを感じたと同時にまだまだカード情報不足だなと思わされた出来事でした。たむら