【GPミネアポリス】黒単ゾンビを使用したSteve Locke選手が優勝。

8月6~7日の週末にアメリカ・ミネアポリスにてプロツアー京都後、初のスタンダードのグランプリが開催されました。赤単が隆盛してる中で優勝したのはプロツアー時点からすでに赤単に有利とされていた黒単ゾンビでした。

 

 

面白いなと思ったのは今回の黒単ゾンビのリストでは赤単にとにかく刺さる《ゲトの裏切り者、カリタス》がメインからは1枚しか採用されてません(サイド含めても2枚)

 

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赤単よりも赤単絶対に殺すマンが増えると予想しての調整なのでしょうか。アモンケット期の黒単ゾンビとほぼ変わらない布陣。元白黒ゾンビ使いとしてはゾンビ欲がかなり掻き立てられますがやっぱり今更《無情な死者》を買うのもなと思ってしまうのです。

 

個人的に注目は現在調整中でもある【黒緑コンストリクター】が堂々の2位となっております。それぞれ微妙に内容は異なりますがトップ8には3デッキも入っております。

昂揚型でもエネルギー型でもなく《巻きつき蛇》《ピーマの改革派、リシュカー》《新緑の機械巨人》といった+1/+1カウンターシナジーをベースに赤単の受けに強い《地下墓地の選別者》また最近姿を見なくなっていた《森の代言者》を搭載した形となってます。《森の代言者》を使ったくるとか本当に調整がうまいなぁと感動させられます。

 

エネルギーシナジーをなくすことでサーチには《ニッサの誓い》が採用されてます。

昂揚型なら《ウルヴェンワルド横断》、エネルギー型なら《霊気との調和》が定番でしたがPW不採用ながら《ニッサの誓い》を選んでくるのも面白いですね。

 

黒緑蛇デッキに関するの考察記事が非常に面白かったです。

どういった考えの下でPT京都で準優勝までたどり着いたのか。英文ですがせっせと翻訳して読む価値は十分にあると思います。

 

 

その他にトップ8のデッキでは8位の赤黒アグロに《蠍の神》がいたり、マルドゥ機体もまだまだトップ8に顔を覗かせてる中でも《ゼンティガーの同盟者、ギデオン》のメインでの枚数が1~2枚に減らされてたりと環境に合わせて調整が施されてますね。

 

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破滅の塩などと言われて始まった現在のスタンダード環境ですが毎週新たなデッキが誕生し、大会では異なるデッキが優勝し、とメタがしっかりと回ってる良環境なのではないでしょうか。今週からようやくスタンダード大会に参加できそうですのでしっかりと準備して結果に繋げたいと考えております。ではでは。たむら