エルドレインの王権 気になるカードトップ5
おひさしぶりです。復帰してから3度目のスタンダードのローテーションとなりました。
ただ1番最初に関しては戦乱のゼンディカー・イニストラードを覆う影ブロックのローテーション落ちであり、自分自身もまだ復帰したばかりでそこまでカード資産がなかったこと。何より憎きゴリラ《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》、クソ化物《絶え間なき飢餓、ウラモグ》がいなくなることをむしろ喜んでいたように思います。
2番目のローテーションは復帰のキッカケとなった《巻きつき蛇》《光袖会の収集者》のいるカラデシュブロック、予約で初めて買ったパワーカード《スカラベの神》がいたアモンケットブロックを失い非常に寂しい思いをしたものです。
そして今回は発売から堪能したイクサランブロック、ドミナリア、M20がスタンダードから去ります。悲しい思いもありますが、ローテーションにより発売当初から注目していた《野茂み歩き》と探検生物が《致命的な一押し》なき環境で隆盛するなどローテーションによる楽しさもあるのだと学びました。
MTGAによりすでにローテーション後のデッキがちらほらと顔を出しつつありますが今回は果たしてどんな環境になるのか今から楽しみであります。
さて本題となりますが毎回恒例の『最新セット気になるカード トップ5』を今回も漏れずにやっていきたいと思います。
今回のエルドレインの王権に関しての大まかな感想としてはドミナリア、ラブニカブロック、灯争大戦と続いたカードパワーが上昇する流れにしっかり乗ったセットだなという印象です。ただ「このカードがやばい!」ってよりかは「組み合わせるとやばそう!」といってビルダー心をくすぐるものが多いかなと思っています。
前回はこちら
それでトップ5になります。※予約価格については晴れる屋価格となります
第5位《金のガチョウ》予約価格800円⇒900円
まずは《ラノワールのエルフ》なきスタンダードに現れた『令和の極楽鳥』です。コイツに関してはこのあとに出てくる《王冠泥棒、オーコ》とのセット使用がベースとなるかと思います。実際の使用感としては即除去されることに関しては食物トークンを残していくので割と問題なしですが、マナの使い先がすぐではない場合に棒立ちしてしまうことがあるのが気になりました(食物トークンを追加できる場合はその限りではない)
ただやはり1マナのマナクリーチャーは強く、使われるのは間違いないと思っています。
今回予約に関しては海外通販(CFB)を主に利用しましたが初動は$4.99でした。国内外ともに今は1000円前後まで上がっていますが徐々に食物デッキの強さが見つかっている状況なのでもう少し上がると思っています。
第4位《残忍な騎士》予約価格900円⇒1400円
フルスポイラー公開時は自分も見落としていましたが冷静に考えてもスタンダードでは強く、使われるカードです。《英雄の破滅》の亜種として当初過小評価されていた《ヴラスカの侮辱》に似た使われ方、価格の動き方をすると思っています(つまりスタン落ちするまで1500~2500円で推移)
侮辱との違いとしては「ライフゲインではない、追放ではない」という点ですが環境次第かと思いますし、灯争大戦以後のプレインズウォーカー環境においては触れるだけで◎と思います。
ただし、自分もさらに見落としていましたが「場から墓地に落ちたら山札の底に戻る」効果に関しては回収による再利用防止となっておりうまく調整されているなと感じました。
価格については海外初動も$5.99あたりでしたがしっかりと見過ごしてしまい晴れる屋で1000円4枚何とか間に合ったという状況です。海外でも軒並み$12.99あたりになっています。
第3位《湖に潜む者、エムリー》予約価格600円
これはスタンダードというよりはモダン、しいてはケシスコンボに使いたい1枚として気になっています。すでにプロキシで回していますが単純にモックス、《ミシュラのガラクタ》から1ターン目に場に出てきて2ターン目から《ミシュラのガラクタ》を使い倒す動きだけでも十分にやばいと感じています。またケシスとも『伝説カウント、墓地肥やし手段、だいたい1マナで唱えられる』あたりがかなり噛み合っていると感じています。
スタンダードでも墓地を利用したデッキには使用されると思いますし、特に食物トークン&《貪るトロールの王》とはかなり相性がいいと思っています。
価格についてはまだまだ伸びてこず期待値込めて$6.99で6枚購入してしまいましたが使うことは決めているので特に後悔はなしです。
第2位《王冠泥棒、オーコ》予約価格2500円→3200円
なんだかんだ毎回PWが収まってくる第2位ですが今回は間違いなく《王冠泥棒、オーコ》以外考えられません。早速MTGAでも多数のデッキで使われだしており+2による食物デッキ、《金のガチョウ》との噛み合い、+1での理不尽な大鹿トークン化が話題となっています。今回も変わらずスゥルタイカラーのデッキを使うと決めていたところから《金のガチョウ》の食物トークン供給のために数枚採用しようくらいに思っていましたが4枚使いたいまでに気持ちが動いています。特に瀧村プロや瀬畑さんが使用していた《貪るトロールの王》デッキはかなり面白そうであり、スタンダードのホガークになる可能性を秘めていると感じています。全部合わせて4枚買うべし。
価格については意外と初動はおとなしく$17.99だったので即決4枚購入した自分を今褒めたいと思ってます。国内外ともにトップレア3000円オーバーになっています。
第1位《石とぐろの海蛇》予約価格800円
毎回筆者の趣味が強く出る第1位はこちら。
青単が嫌いだ!3テフェが嫌いだ!多色コントロールが嫌いだ!!!
カウンター乗せたい!増殖したい!デカブツに育てたい!!!
そんな僕が作ったインビテーショナルカードです(違います)
現状こうやって使われているというデッキはないものの増殖デッキは気になっており、そもそも無色ということで青白フライングが流行ったりなどすればどのデッキでも使われうる可能性を秘めているので期待しています。
国内では700~1100円とかなり期待値高めな設定になっていますが海外では初動$2.99でした。今現在でも$4.99あたりです。
番外編《創案の火》予約価格150円
少しスゥルタイカラーのカードに偏っていたのでそれ以外から気になる1枚。
自分のターンのみ2回までしか呪文が唱えられなくなるものの土地の枚数以下のマナコストなら何でも唱えられるようになる面白呪文。色拘束が強めのデッキで進化を発揮するのではと思っておりやはり《ニヴ=ミゼット再誕》ではないでしょうか。
ターンさえ帰ってくればかなり好き勝手にできるのでカジュアルなデッキが好きな人の心をくすぐる1枚な気がします。
ということでエルドレインの王権の気になるカードトップ5でしたが今回もかなり面白そうですね。ローテーションも絡むことからかなりスタンダードの環境が変わることと思いますが新カードだけでなく、これまで埋もれていたカードが頭角を現す様を見るのも非常に楽しみです!まずは今日から始まるプレリリースを楽しみましょう!では。たむら