【週刊パイオニア禁止改定】第1&第2禁止改定特別号『君と夏の帳、豊穣の力戦、ニッサの誓い、忘れない。10年後の8月また守護フェリダーが使えると信じて』

イオニアという新たなフォーマットが爆誕して盛り上がっていたところに、さらに毎週月曜日禁止改定を行うという公式からのヤバイ通達。

 

ただ個人的にはそれを聞いても

「とは言っても幾つかヤバイやつら一旦放置されてるけど毎週禁止出すようなことないでしょ」

「特に第一週から《守護フェリダー》禁止はあり得ない。だって最初からダメなことわかっているのだから」

「ウィザーズはパイオニアを過激なフォーマットとして保ちたいのではないか」

「あくまでこれはパイオニア爆誕するであろうコンボを抑えるための禁止改定だ」

 

なんて思っていましたが第一週から《守護フェリダー》は逝くわ、パイオニアでようやく居場所を見つけた《豊穣の力戦》は逝くわ、えっ?お前も?のノリで《ニッサの誓い》も逝くわ、で激動の一週間となりました。

もちろんまだまだ極悪な執行猶予中のカードはたくさんあるので第二週はどうなるのか、さすがに今度こそ一旦保留なのかと楽しみにしていたらまさかの《夏の帳》という。

 

これはBLOG更新しなきゃと思った”今”であります。

 

家庭の事情でスタンダードから若干足が遠のいていた私にとっては、思い出のカラデシュブロックをこれまで以上に”ずっと”楽しそうなフォーマットである“パイオニア”はぜひ盛り上がってほしいのであります。そんないちカジュアルプレイヤー目線で年末まで続く予定の禁止改定を語っていくのがこのシリーズとなります。

 

◆所感

まずは第一週から

 

《守護フェリダー》

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これについては「だったら最初から禁止にしておけよ」という感想しかないです。

たしかにモダンでは禁止されてはいないので一旦は大丈夫かどうか試してみたかったという考えもあったのかと思います。が、日本限定のローカルフォーマットであるフロンティアを覗いてみればどうなるかは明らかだったようにも感じます。

資産的な話でいえば、自分は元々スタンダードで“コピーキャット”禁止後に《サヒーリ・ライ》を使うために安値で、何故か思い出?として《守護フェリダー》もストレージ価格で揃えていたこともありダメージは特になかったのですが、パイオニア開始からこの日までに急高騰したこれらのパーツを揃えてしまった人は本当に可哀そうだなと思っています。

ただ環境全体で見れば“コピーキャット”コンボがなくなったことで思考停止ままにこのデッキを使用する人が別のデッキに流れるのはいいことだと思っています。やっぱりいろんなデッキ見たいもんね(スタンダード?オーコ?何それ?)

 

次は《豊穣の力戦》

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これについては「やりすぎた」でしょうか。

自分もスタンダードでこのカードをうまく使ったランプデッキ出来ないかなと思っていたのですが“信心”システムのあるテーロスブロックが使用可能なパイオニアではちょっとやりすぎちゃいましたね。実際に見たことはなかったのですがTL上で「2t目《世界を揺るがす者ニッサ》、3t目《絶え間ない飢餓、ウラモグ》」という文字列を見て禁止を納得しました。ただ自分としてはこんな感じでパイオニアというカードプールだからこそできるコンボデッキが誕生してくるのはめちゃくちゃ楽しみなので「先生の次回作にご期待ください」の気持ちです。

 

最後は《ニッサの誓い》

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これについては「納得できるような、できないような」です。

タルキール覇王譚の有効色フェッチランド5種が最初から禁止となった背景にある「マルチカラーデッキの制限」という観点からみれば《ニッサの誓い》は限りなくブラックに近いグレーです。自分自身もケシスコンボ(4色)などで使おうと思っていたくらいだったので。

ただし上記2つと同時に禁止するのはさすがにやりすぎな気もしています(禁止候補だとしても)。“コピーキャット”コンボを早速4色にした功罪はあるもののまだ警告くらいでよかったのではないかと個人的には思っています。一旦は流してみて改めてどのデッキにもオーコやテフェリーをタッチする根源であるならば禁止にすればよかったかと。ニッサの誓いがあることで《龍神、ニコル・ボーラス》や《王神、ニコル・ボーラス》のようなマナ拘束の強いパワーカードが使える理由になったり、色は合わないけれどその能力は試してみたいクソPW(例えばサムトとかサムト)にチャンスが与えられたかもしれません。そのチャンスがもう閉ざされるというのも何かなと思ってしまったり。

てか、そもそも《ニッサの誓い》というかオーコとテフェリーが悪なのでは?←

 

 

そんなこんなで第一週からしっかり禁止告知されたことで今週の動向を皆が見守っていたわけであります。再投獄が目の前に迫っているカードも多々ある中で今週はまさかの《夏の帳》の単独禁止。理由としては「緑ベースのデッキがただでさえ強いうえにこのカードの存在がその他のミッドレンジやコントロールを駆逐しているから」です。

 

《夏の帳》

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これについては「わかる(わかる)」って感じでした。

だってめちゃくちゃ強いもんね。これまで緑系のアグロやミッドレンジが怯えていた青のカウンター、黒のハンデスや単体除去。すべて緑1マナで解決してくれるんだから。しかもキャントリップついてるバグでしょ。

逆にそれら(カウンターや除去)を使う側からしたら緑1マナ立ってるときの「はいはい、夏の帳でしょ、はいキャストするよ、はい、やっぱりね、どうぞ」感は異常だったので。ただこの禁止についてはまだまだ極悪人がたくさんいる中での突然の禁止だったので、ウィザーズ的には「思考猶予犯も可能なら残しておきたい意向がある?」とあえてポジティブに考えてみたり。ただ来週18日に迫った「秋のスタンダード・シミック大禁止祭り」の禁止候補筆頭に名乗りを上げた形になるので必要以上に枚数を所持している身としては震えるのみです(昨日4枚買ってしまったw)

 

◆デッキ案

以上のことを踏まえてこれからどういったデッキを使うか、調整するか。

現在、作っているデッキ3種の報告です。

 

【黒緑親和】

これに関しては極めてベーシックなリストのままです。現状は《鋼の監視者》を4枚搭載したアーティファクトに寄せた形ですが、状況次第では《生皮収集家》や《樹皮革のトロール》あたりを試してみたり、緑ギアハルク多めにしてみて遊んでみようかと。直近だと《実験体》入りの鱗デッキが勝っておりメインで《思考囲い》や《致命的な一押し》が0枚だったの少し気になってます。禁止改定関連でいえばサイドの《夏の帳》が抜けますがこちら側が使う《思考囲い》が通しやすくなるほうが嬉しいかなと思ってます。

 

【スゥルタイミッドレンジ】

こちらも金魚で毎日リストを漁ってますが割とベーシックな形。今のところ《死儀礼のシャーマン》を試してますが個人的にはマナクリってよりかは1マナPWみたいな感じで動いてくれるのを期待してます。《金のガチョウ》を使えば使うほど好きになってます。ちなみにオーコは3枚です。

こちらもサイドの《夏の帳》が使えなくなりますが《思考囲い》《思考消去》や《致命的な一押し》その他各種カウンターが使いやすくなる分プラスと思ってます。 

除去の関係上、“コピーキャット”は最初から不利だったので禁止になって助かりました。

 

【青単ケシスコンボ】

元々はベーシックな4Cケシスコンボでしたが《ニッサの誓い》禁止により大幅に形を変えて試してます。墓地肥やし手段を《精励された発掘者》4枚だけでなく《水没した秘密》3枚追加して基本的には青または歴史的カードで固めてます。ケシスを出す手段としてはアグロ対策込みで《航海士のコンパス》4枚と青白ショック4、青黒ショック2にしてますが意外と困らないかなと(別プランでは万面相ラザーヴでコピー)。ただどうやっても最速4ターン目でのコンボスタートが限界なのでちょっと考えものです。

禁止改定の影響はないです(まだそこまでのレベルではないため)

 

◆次週予告

さてさて次週の予告ですが逮捕予想リスト載せておきます。

 

執行猶予中

《密輸人の回転翼機

《時を越えた探索》

《宝船の巡航》

 

指名手配(逃走中)

《運命のきずな》

 

大規模環境破壊罪

《王冠泥棒、オーコ》

 

 

ではよい一週間を。たむら