最新セット気になるカードトップ5を振り返ってみて~イクサランの相克編~

続いてはイクサランの相克編です。

前回のイクサラン編はこちら。

 

イクサランの相克はイクサラン以上にプレビュー時の評判も悪く違った意味で盛り上がったセットという印象があります。カード自体のパワーレベルもカラデシュ環境を変えるまでにはいたらぬものが多く、ローテーション後に再評価されたカードも多いような気がします。とはいえ2000円超えしたレアは《再燃するフェニックス》《不滅の太陽》《翡翠光のレインジャー》のみと寂しいセットであったのも事実。能力に癖のあるカードも多く近い将来、下環境での再評価されるカードがでてきてほしいと願うばかりです。

 

それでは早速振り返ってみましょう。

※カード名の横に個人の独断と偏見で評価結果を「◎・〇・△・×」つけてみます

 

イクサランの相克で気になったカード5

 

【イクサランの相克】

5位《強者鏖殺》予約価格300円⇒400円⇒80円 ×

 

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白待望の3マナの全体除去ということで5位にしていました。特に当時は赤単や赤黒アグロ全盛期でありコントロールデッキを使っていた自分としては3マナか4マナかの1ターンが生死を分けていたということもあり《不可解な終焉》と共にかなり期待していたようです。特に当時の環境で対処が難しかった《熱烈の神ハゾレト》やパンプアップ後の《逆毛ハイドラ》を難なく処理できるという点は評価すべきでしたが結局ほとんど使われなかったように思います。プレリで通常パックからFoilで引いたときは大興奮したし、その後対戦中に使用しづらさをかなり感じて大ガッカリした記憶があります。

 

4位《贖罪の聖騎士》予約価格200円⇒180円⇒30円 ×

 

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吸血鬼デッキの追加パーツとして期待していたものの吸血鬼デッキ自体が基本セット2020まで下火だったため全く使われず(基本セット2020後の吸血鬼デッキでも居場所なし)。ラブニカブロックでのショックランド《神無き神殿》の再録はかなり追い風のはずでしたが残念ながらお呼びかからず。スタン落ち前に一度MTGAで試してあげたいものですが(意外と吸血鬼デッキはレアワイルドを喰うので難しい)。

 

3位《戦帆の匪賊》予約価格300円⇒800円⇒250円 △

 

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イクサランの相克では海賊部族にも各色強力なカードが収録され(赤:《凶兆艦隊の向こう見ず》、黒:《凶兆艦隊の毒殺者》)ましたが、青海賊はかなり攻撃的でかなりお気に入りでした。2マナ2/1飛行という基本スペックもあることながら、攻撃時は相手のクリーチャー1体を0/1バニラに変えてしまうという効果はかなり序盤の攻撃を有利にしてくれます。また当時は《歩行バリスタ》という相方もいたことが追い風となり一時は1000円を超えるまで高騰したように思います。残念ながらローテーション後はあまり使われることがなく、その後隆盛した青単パーミッションでもお呼びはかかりませんでしたが下環境でも何かしらいずれお呼びがかかるような唯一無二の効果を持っているカードかと思います。

 

2位《血染めの太陽》予約価格1200円⇒1500円⇒180円 ×

 

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私が予約購入史上一番失敗したのがこのカードです。能力は《血染めの月》に似たような土地能力の規制とETBで1ドロー。イクサランで登場した《アズカンタの探索》などマナ能力以外で強力な土地が増えてきていたこと、また読み外れても1ドロー効果のおかげで無駄牌にはならないことを理由に初動で確保してしまいましたがご存じの通り綺麗な崖を作って落ちました。基本セット2020でデメリットETB持ちのロータス土地が出たことで少し注目を集めましたがこれ以上は厳しいのではないでしょうか。今はやっている《風景の変容》デッキの《死者の原野》等にも強いカードではありますが如何せん《時を解す者、テフェリー》であっさりバウンスされてしまうあたり残念です。ハゲは悪。

 

1位《不滅の太陽》予約価格800円⇒2000円 〇

 

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最後はこちらの6マナアーティファクト。今回のランキングかなり外していましたので唯一使われているカードがあった一安心。発売当初、能力は強力ながらも使いどころが難しくまた隆盛していた赤単や赤黒アグロには天敵の《削剥》がいたということもあり一時は500円近くまで値を下げていたように思います。ローテーション後は《削剥》もなくなり、強力なアーティファクトも環境でほぼなくなったことから少しずつサイドボードで見かけるようになりドミナリア以後、灯争大戦に至るころには大プレインズウォーカー時代ということでメインでも見かけるようになりました。モダンでもアーティファクト関連のデッキで見かけることがありますのでスタンダード落ち後も徐々に値段は落ち着いてくのではないでしょうか。

 

番外編《覚醒する融合体》予約価格200円⇒120円 ×

 

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特になし。

 

 

ということでイクサランの相克を振り返ってみると私自身も評価する軸が定まっていなかったこともありかなりめちゃくちゃなカードを選んでいたように思います(イクサランと比べて)。だからといって現在の私に審美眼があるかといわれると別ですが、過去の失敗をうまく生かして優良カードを見つける目を持ちたいと思う次第です。

 

ちなみに別件ですがイクサランの相克から海外通販も予約時に見るようになりました。たとえば日本で初動からトップレアとされていた《再燃するフェニックス》が$9.99で販売されていたのを覚えています。私自身が赤に対する嫌気からスルーしてしまったわけですが、日米での評価の違いであったりして面白いなと思ったりしたので価格に興味ある方はぜひ海外通販も見てみてください。たむら