《副陽の接近》ゼウスサイクリングをLuis Scott-Vargasが回してみた
Channel Fireballのリーダーであり、世界最強候補に挙げられるプレイヤーのルイス・スコット=ヴァーガス(Luis Scott-Vargas)がゼウスサイクリングを回すという動画が公開されました。MOにて3戦行ってます。
ネタバレしますがLSVの引きが悪すぎて負けてしまってます。
この動画を見て【ゼウスサイクリング】で感じたこといくつか。
今回の動画では理想とする周りは一切できてません。逆に言えば最悪の状態でどういったプレーができるのかという点で非常に学びがありました。
①《砂時計の侍臣》直接場に出すのもそこまで悪くはない
これまでサイクリング要員としてしか見てなかったので上の文章をまったく読んでませんでした。基本的にはサイクリングで土地をアンタップさせながら葬送の影で再利用を繰り返す使い方がベストですが、引きが悪いLSVはサイド後はサイクリングコンボを狙いながら地上戦を戦うことを余儀なくされます。その際に、マナを生み出すために土地をアンタップしたりアタッカーに疑似警戒を持たせたりと地味に働きます。選択肢の1つとして頭に入れておこうと思いました。
②サイド後の《賞罰の天使》が特に強い
6ターン目までをいかに耐えられるかというゼウスサイクリングに対して相手がマルドゥ機体という厳しいマッチアップでしたが2戦目の勝因は間違いなく《賞罰の天使》です。相手のキランやギデオンを次々とゲームから取り除くことでいつの間にか盤面を制してます。また同じように《排斥》も一役を担ってます。サイドボードをそこまで考えてませんでしたがこの動画を見る限りでは《賞罰の天使》はマストな気がします。
③《副陽の接近》でライフ回復
「二度唱えたら勝利」の文言にばかり気を取られていて唱えたらライフ回復できることをこの動画で思い出しました。忘れている方はご注意を。
④結局《新たな視点》がすべて
当然の話にはなりますがサイクリングコストを踏み倒さなければデッキが回らない以上、いかに《新たな視点》を早いうちに手元に持ってこれるかどうかがすべてです。ただしサーチが環境にない以上は神頼みするしかなさそうです。ほとんどアモンケットのカードということであと1年間の間にその類のカードが現れればより面白くなるかもしれません。
⑤サイクリングカードの種類は現状がベストなのか???
《花粉のもや》《砂時計の侍臣》《シェフェトのオオトカゲ》など絶対に4枚必要なカードはありますが決して4枚必要、もしくは別のカードでも良さそうなものもいくつかあると感じてます。個人的には何かのときに役に立つかもしれない《検閲》の1~2枚挿し、機体や霊気池がトップメタの場合、アーティファクト破壊でターンを稼ぐために《造反者の解放》、エンチャントも増えてきた場合の《俗物の放棄》などはあってもいいのではと感じてます。
少し話は逸れるかもしれませんがキルターンを1ターン早めるために自分は《媒介者の修練者》を加えてみたりもしてます。うまく回れば4ターン目に《新たな視点》を設置できる計算です(2ターン目修練者、3ターン目奇妙な森で4ターン目に6マナ確保)。ただしクリーチャー除去を入れていないデッキはほぼないと思いますのでこれはいくつかテストを繰り返して判断したいと考えています。2マナ域で以後のマナを1つ促進できる手段が他にないでしょうか。
破滅の刻でさらにサイクリングが強化される可能性がありますのでこれからが楽しみです。たむら