【週刊パイオニア禁止改定】第5号『むかしむかし、あるところに死者の原野と密輸人の回転翼機というパワーカードがあったそうな』
おはようございます。パイオニア大好きの僕です。
MOPTQ週間を終え、ウィザーズがパイオニア禁止改定にひさびさの本気を出してきました。2週間も溜めたもんだから本当に濃厚なもんがドバっと出てきましたね。
ここ数週間のメタ変遷だと
緑単信心→原野関連→黒単アグロ→シミックフード
みたいな感じで禁止せずともなんとなくメタが回ってる感じもありましたが上位メタすべてからキーカードを1枚ずつ禁止にしてパワーを抑えようというカタチに(原野に関しては即死ですが)。
今回の3枚に関しては元々スタンダードで禁止されるようなパワーカードなのでむしろ禁止にならない理由がないとも思ってましたが個人的にもう少し静観するのかと思っていただけに驚きました。
この禁止改定からウィザーズとしては
「元禁止カードを核としたデッキによるメタゲーム(デッキパワー)は良しとしない」
という方針が透けて見えたような気がします。
いちおうテスト的にパイオニアは一旦は(ほぼ)禁止なしで始まりましたが元禁止カードに関しては
・フェッチランドがないことによるカードパワーの低下
・対策カードによるカードパワーの抑制
が働いてない場合は禁止されていく方向だとみて間違いないと感じます。
さてそれでは今回禁止になった3枚の追討を始めます
まずは
《むかしむかし》
このカードに関してはいつ禁止になるんだという気がしていましたが割と早めの決断が下されたようです。色さえ合えば4枚積みからデッキ構築が始まり、その他のカードの選択肢を無にしつつ、特に緑系のデッキの安定感を強固なものにしていました。さらに色が合わずともデッキに入ってるリストなどもありさすがにヤバイなと思ったのが決定的だったかなと感じます。
ここから先ですが緑系の序盤の安定感は少し落ちることとなるかと思いますがラノエルから始まるムーブは環境随一なので今後も緑単信心とかは見かけることになると思います。さすがに《ニクスの祭殿、ニクソス》の禁止はないと思いたいですが。
ところでジェネリックむかしむかしと言われる《冒険の衝動》は果たして使われるのでしょうか?
続いて
《死者の原野》
このカードに関しては仕方ないとはいえ個人的に残念だなと思っています。モダン以下でもヴァラクートなり土地コンボデッキは存在しているわけでやりようによってはうまくメタの中で共存できるような気がしていました。ただパイオニアのカード範囲だとうまく抑制できる手段がなかったのかなという。
あと《死者の原野》のみならず《約束の刻》というカードを破滅の刻発売前から注目していたこともあり今回ようやく使えると思ってかなり期待していたのでその点からも残念です。また細々と砂漠を並べてゾンビ2体作るしかないそうです。
カード資産的にはスタンダードで禁止になる前にすべて手放してしまっており、逆にその後パイオニア用に買おうと考えていましたが想像以上に高騰してしまったため買えず耐え。てか禁止になってから値段騰がるカードとか普通ありえないでしょ。苦笑
最後に
《密輸人の回転翼機》
今回一番驚きだったのがこのカード。元禁止カードであり、カードパワーは極めて高く、現環境でアグロがかなり隆盛している要因の一つであるので禁止候補なのには全く異論はないですが、このカードが禁止になることでのアグロデッキの減退や来週禁止ほぼ確定の彼の抑制が働いていたという話もあるため非常に不安が大きいです。
黒単アグロはさすがにコプター失ったら今のカタチでの存続は難しいでしょうから黒単信心型になるのか吸血鬼やゾンビによる部族型になるのか。ある意味楽しみであります。
カラデシュのスタン落ち後にモダンのブルースティール用に4枚1600円で買ってましたが結局パイオニアでは使うことができずにお別れすることに。大会参加するかは不明ですが今後はまたモダンのブルースティールで使ってあげたいと思います。
そんな感じで第5回目の禁止改定を終えましたが、どこかで禁止改定のドキドキを楽しみにしてしまっている自分がいるのも嘘ではないという・・・さて果たして来週はどうなることか。
次回予告
やめて!ウィザーズの特殊能力で、オウカンドロ・ボウ・オーコを焼き払われたら、鹿のゲームで勝ちまくっているシミックフードの精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないでオーコ!あんたが今ここで倒れたら、PTQやGP名古屋のデッキ選択はどうなっちゃうの? 可能性はまだ残ってる。ここを耐えれば、禁止改定から逃れられるんだから!
次回、「オーコ死す」。デュエルスタンバイ!