【デッキ構築】黒単霊気体

プロツアー「イクサラン」はセス・マンフィールドの【スゥルタイエネルギー】が見事優勝して幕を閉じましたが、当初予想されていたような【ティムールエネルギー】や【ラムナプレッド】は勢力としては最大級ではありましたが結果としてはトップ8にそれぞれ2と1のみとなり非常に多様なデッキが活躍したプロツアーだったのではないかという感想を抱きました。

 

トップ8を見ただけでも【マルドゥ機体】がいたり【青白ギフト】や【ジェスカイ副陽】がいたりと様々な顔ぶれがいました。惜しくもトップ8は逃しましたが【白単吸血鬼】といった新しいアーキタイプが2日目進出率100%(5/5)だったりもしました。

 

その中で個人的に楽しみにしていたデッキがありました。

 

それが【黒単霊気体】です。

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これはBIG MAGIC所属の殿堂プレイヤーである藤田剛史さん(ローリーさん)の放送でピックアップされていたデッキになります。

デッキ内容はまだ完成はしていませんでしたがざっとこんな感じでした。

 

【黒単霊気体】

生物 (12)
4:戦慄の放浪者
4:才気ある霊気体
4:真夜中の随員

呪文(24)
4:リリアナの支配
4:ヴラスカの侮辱
4:死の権威、リリアナ
4:致命的な一押し
2:アルゲールの断血
2:バントゥ最後の算段
2:板歩きの刑
2:耕作者の荷馬車


土地 (24)
15:沼
4:イフニルの死界
3:廃墟の地
2:屍肉あさりの地

 

サイドボード (15)
4:大災厄
4:強迫
3:失われた遺産
2:本質の摘出
2:栄光の刻

 

元々黒単ゾンビに《キランの真意号》を挿したデッキは幾つか結果を残していたようにも思いますが今回は機体は《耕作者の荷馬車》のみとなっております。

 

主な勝ち筋としては

接死持ちである《才気ある霊気体》やリアニメイト能力を持つ《戦慄の放浪者》を横に並べて相手の動きを止めると同時に、相手のクリーチャーに対しては豊富な単体除去や全体除去で処理します。

 

その後、5ターン目以降に《リリアナの支配》や《死の権威、リリアナ》を用いて盤面を制していきます。《死の権威、リリアナ》は奥義でゾンビ以外を全除去したりという役割も担っています。

 

1体1交換をしながら手札のアドバンテージを確保するのが《アルゲールの断血》

 

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基本的には裏面にはせず、表面をドローソースとして使用。ドローの為のライフは絆魂等でうまく稼ぎたいところであります。

 

また初めて見たレベルのカードが霊気体ロードの《真夜中の随員》です。

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《才気ある霊気体》を強化しつつ、死亡の際はドローに変換します。

 

このデッキですが動画内では【ラムナプレッド】や【エスパー副陽】【ティムールエネルギー】などといったデッキにもかなり優位に戦えており非常に好感が持てたのは事実です。

ローリーさんも「このデッキ強いかも」みたいな感じで評価はしてましたが最終的にプロツアーで使用されることはなかったのは非常に残念でした。

 

 

動画を見た限りでは「制空権のなさ」が気にはなっていましたがそこは機体を使うのは違うとも評価しておりました。個人的には今後カジュアルにこのデッキは回していこうと考えておりまして現在は

 

真夜中の随員1枚、耕作者の荷馬車2枚をホネツツキ3枚にしてクリーチャー計14枚

ヴラスカの侮辱4枚を栄光の刻2枚(ヴラスカの侮辱を他で使用しているため)と栄光の砂漠2枚(土地25枚体制かつ困ったときのサイクリング&マイナス除去要員)

廃墟の地1枚をバントゥ最後の算段3枚目に変更

 

みたいなかたちで現在回してみております。使用感については引き続き調査し、報告したいと思いますがぜひ皆さんもぜひ【黒単霊気体】を使ってみてください。たむら